ミュー大陸
遠い昔、六つの大陸と七つの海は、唯一つの古大陸『パンゲア』と、唯一つの古大洋『パンサラッサ』のみであった。
約三億年弱前、この巨大大陸は分裂移動を始め、永い時をかけて現在の姿となった。
しかし、約一万年前に姿を消し、永久に忘れ去られた一つの大陸があった。その名は「ムー」。かつてその大陵に栄えた「ミュー王国」の名から来ている。
一万年前の大陥没によりそのほとんどか海に沈んだが、わずかに免れた地域が、ハワイ諸島や他の幾つかの南東洋諸島として現在に残っている。


ミュー文明/ミュー王国

この時代のミューには既に内燃機関が発明されているが、たいていは風カとエンジンの組み合わせであり、全くの帆船もある。
だが王室や一部の金持ちなどはオリハルコン・ジェネレーターによる船や飛行機を持っている。いかに超文明とはいえ、それを持てるのはごく上層に限られているのだ。技術が高度であるとは言っても、この大陸の資源はそれほど豊富ではない(特にオリハルコンは)。
なお一般の輸送手段としては、船と飛行船(気球)が主である。

街並み

この時代のミュー文明は19世紀初頭のヨーロッパ位の水準である。ただし、オリハルコンが使われている所が違う点だ。
この頃はまだ比較的原始的な使い方しかしていないが、この後数百年にわたって現代のシリコン文明をしのぐオリハルコン文明の黄金期を迎える。
その頃になるとオリハルコンを介して精霊まで扱えるようになっているのだが、その強大すぎるカの暴走の為に地殻変動を引き起こし、ミュー大陸の殆どは大陥没で沈んでしまったのであった。

長官の家の前


遠景