友福丸から戻り、改めて昨日購入していたお酒とツマミで乾杯。

飲んだのは『一の蔵 あ、不思議なお酒』。
確かに不思議なお酒です…。つーか甘い。とことん甘い。
『甘口』と言う甘さではなく、ホントにジュースのように甘いのだ。
カクテルの素材にでもなりそうなお酒です。
(後で一の蔵のHPを見たらそういう記事が載ってた)

「これ、ジュースだね」
「果汁系な感じもしますね」
「ホントにアルコール入ってる?」
「よくそんなにパカパカ飲めますね」
「飲めない理由があるとしたら甘ったるさ。アルコールで飲めないわけじゃないな」

で、揚げカマをツマミにおしゃべりターイム。
ここからはブルーの雪辱戦だ。
実は1年前の袋田旅行でもHP完成記念対談を計画していたのだが、やはりブラックの睡眠不足や録音機器の不備などで遂行出来ず仕舞いだったのだ。
今回は鋭気を養った2日目な上に、録音機器もばっちりである。

まずはブラックが前振りを一発。
『♪ハァァァトはぁ〜・・・・』
いきなり世間未発表のアロハマン主題歌(ホントにあるのだ!)を歌いだした。
が・・・・後が続かない。
何せレコーディング(大げさ)をしたのは1年前。もう歌詞もうろ覚えだ。
リーダーとブルーに茶々を入れられながら、適当にお茶を濁して対談に入った。

シージェッター海斗と石巻

「…で、どうよ海斗は?ライバル?」
「あぁ、ローカルヒーローとしては滅茶苦茶ライバルですよ。イイ線はってますよ、奴は!」
「いや、全然俺達負けてるし」
「うーむ、やはり衣装があると違うよねェ」
「衣装言うな」
「せめてフィギュアが出来ていれば対抗できるんですが…」
「だよね」
「・・ダッテアキタンダモン・・・・」
「あんた、本当に飽きやすいな」
「HPもスタートダッシュだけだったもんなぁ」
「・・・・・。石巻、結構面白いよね♥」
「逃げたよ」
「結構歩きましたよね〜」
「俺なんか1年分歩いたよ」
「あれでですか!」
「俺も足の裏が痛くなっちゃって」
「足の裏?」
「うん。何かすぐ足の裏が痛くなるんだよね〜。偏平足?」

夏コミ

「夏コミでは遂に長年のファンの方と会えましたね。最初期からのファンって初めてじゃない?」
「その人がアロハマンに遭遇したのが小学生時代、ってのが凄いよね」
「…無駄に時間が過ぎたわけですな」
「なんでそう後ろ向きになるかなぁぁ。そういえばその人、最近ふと検索してみてうちのHPがあるのを知ったらしいですよ」
「検索しようとしてくれた事に感謝だよね」
「そういや『アロハマン』って単語だけだと、ハワイ好きの人を指したりするみたいですね」
「そういう人が検索でうちに来ると申し訳ないよな…。舞台水戸だし」
「でもたまに『常夏戦隊アロハマン』ってフルで検索して来てくれる人居るんですよね〜」
「あ、それ俺俺。嬉しかっただろ?だろぉぉぉ〜?」
「あんたって人はぁぁぁぁぁ!!
「…当然、嘘ですよね?」
「うん♥」
「…まァ何にせよ、ここまでアロハマンを引っ張って来れたのはひとえにリーダーのキャラのお陰だよね」
「それは言えるよな」
「…あんたら、俺を飛ばしたいだけじゃないですか」
「リーダーだから飛ばしたくなるんじゃないか!」
「気がつけば俺達、リーダーの手の平の上で踊らされてる感じがするよな」
「俺はあんたらに引きずり回されている気がするけど…」
「シュールな光景だなぁ〜。リーダーの手の平の上でリーダーが引きずられているって(笑)」

アロハマン

「映画版が'91年だもんねー。まさか干支一回り超えてこうやってイベント旅行するとは思わなかったよね」
「そうですねぇ」
「というより、干支を越えるとかいう発想そのものがなかった」
「あくまでも(TV版1話・最終回の)一発ネタだとしか思ってなかったから」
「それ以来、お前らの唯一の生産的な事だもんな」
「そうなりますかね」
「認めちゃったよ」
「なんか人生の廃棄物みたいな…」
「産業廃棄物ですらない」
「もともと産業にすらなってないし」
「”さんごう”廃棄物、ですかね」
「…さんごう?」
「三人の業の廃棄物」
「その”三”かよ。ま、俺は色々と任せっきりで申し訳なく思っているけどね…。その分お金で返している汚い大人なんだけどね。ウニ、美味しかった?」
「美味しかったでぇぇぇす」
「ブルーはこうやって色々と話したかったわけね。1年前の袋田で」
「皆一気に寝ちゃうからさ〜」
「アレは暑い中の大仏巡りが災いしたな…」
「俺も前の日寝てなかったから」
「今回も1日目はそうでしたね」
「今回はゆとりの2泊だから。やっぱ2泊はイイね」
「でも袋田で2泊はしたくないね」
「滝見たらもう何もないし」
「後は温泉入って寝てるしかないよ」
「第一食う所無いし」
「…レンタカー借りて、水戸まで食べに出るとか」
「意味ねぇぇぇ!」
「しかも飲んでるから、袋田まで代行で帰るの」
「素直に水戸に帰れ、と」
「もう鮎しか食べない、と」
「(ボソ…)」
「ん?」
「え?え?今何言ったの?」
「あーゆーれでぃー・・・」
「あぁ・・・・・・」
「聞き取れないけど、しっかりかますね」
「袋田ホテルから滝までってどれくらいありますかね?」
「バイクでしか行ってないからなぁ。実は結構あるんじゃね?」
「食べる物って、鮎と、刺身こんにゃくと、芋団子と…あと何がありました?」
「けんちん汁。健康的だなぁ。山菜蕎麦もありましたね」
「あと、山の喫茶店で冷やし抹茶?」
「山のって、登るの?」
「えぇ、まぁ」
「やだよ」
「で、滝まで行ってマイナスイオンを浴びると。健康的じゃないですか」
「もっとやだよ、水場は霊がいるから」
「…ここ(石巻)は?御大が守ってくれてる?」
「海斗が」
「海斗の方なんだ」
「海斗は御大の魂の生まれ変わりだから!」

幻篇

「や、マジで『幻篇』面白かったよ。オンリーワンの読者が言うんだから間違いない!」
「オンリーワンって…読者アンタだけかい!」
「SMAPにならってみました〜」
「この場合はナンバーワンでいて欲しかった…」

「リーダーが担当したアメリカ海軍の所とか、さりげなくトランスフォーマー宣伝してくれてたりして、心憎い演出だって思ったね」
「あ、いや、そんなつもり全然なかったんですが」
「(怒)」
「あれが『トランスなんとか』じゃなくて『ギャラクシーなんとか』だったら全然意味判らないよな」
「…『ギャラクシーエクスプレス』とか?」
「それ、巨大ロボット出ないじゃん」

「幻篇って、昔途中まで進めて中断してたわけじゃないですか。で、今回の作業を始める前に、もうあらかた骨子は出来てたつもりだったんですけど、いざ始めてみるとこれが全くちぐはぐで…」
「一つ解決する度に『あ、繋がった』って安心して、同時に『…今まで繋がってなかったのかぁぁぁっ!!』って…。で、繋げてみたら実は矛盾してたとかで、また頭が痛く…」
「…幻篇でハワイに行くってのは、随分前から決まってたわけ?」
「核になる設定はザンベ篇の頃からあったんだけど、幻篇をハワイでやるかどうかはその頃まだ決まってなくて。ただ最後はハワイでやらなきゃ嘘だろって話がその後出まして」
「どっちが言い出したかは判らないんですけどね」
「ん…待てよ?俺たち袋田とか牛久大仏とか、アロハにゆかりのある所に旅行してるじゃない。って事は、この一連のツアーの最終目的地は…ハワイ!?
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
「下手に国内旅行するよりは安くつきますよね」
「うわ、その気だよ」
「とにかく俺が関わる前から『最後の敵は長官』だとか、幻篇ラストのキメ技まで決まってましたよ。それこそ大学在学中から」
「その辺はブルーの独断場だな」
「何言ってんの、あなたとも話したりしてたじゃないですか」
「え?あ、そうだっけ」
「イエローもその頃にもう?」
「いや、その辺のネタ出しは参加してないと思う」
「アロハの5色は五行思想に基づいててだね…」
「俺が最初聞いた話では黄色が長官だったんだけど」
「俺、逆にそれ覚えてないんだよ」
「ふと気がついたら長官とイエローが別人になってて、長官は無色って。まぁとにかく、『これ話したよね』とか言いながら知らない設定が後から後から出て来たわけですよ、コイツから」
「話したと思ったんだよぉぉ」
「色々あるはずだから全部出せ、って言っても『これしか見つからない』と一部を出されて、それをまとめ始めたらやっぱり新しい設定がドンドン出て来て、それをまとめようとすると話が全部変わってきちゃって、それで文章のやり取りとかしてる内に完全にぶち切れて…。で、一度お蔵入りになったんですけどね。今回気を取り直して再開したら、思ってた以上にグダグダで(苦笑)」
「また俺がネタ渡し切った後に新しく思いついたネタをドンドン渡すからねぇ。随分捨てられてるけど」
「使えるネタは極力使ってるんだよ。どうしても組み込めないのを切ってるんじゃないか!」
「いや〜、楽しそうだねぇ」
「いや、もう全然。…でも不思議なもんで、完成する2日前までは『もうアロハマンなんてしたくねぇ!』って感じだったけど、気がつくと急にパタパタとまとまって…」
「インターミッションの辺りが出来て?」
「うん、それとイエローとテラの絡みの辺りとか」
「その頃俺は表紙描いてたんだっけ」
「俺、塗った〜」
「あ、どうも、その節は」
「久しぶりに参加した気になったよ。イエローもデザインしたしね」
「…収録し忘れてすいません」
「ごめんなさい、プリントアウトし忘れてて失念しました(平謝り)」

「俺の書いた1話目をブルーが書き直すって言った時、俺凄いギスギスしてたろ?駄目って事かーって思って」
「だって最初読んだ時、マジでなんじゃこりゃって思ったもん。愕然とした」
「修正版見たら何も言えんよ。あれを書ける人間に言われたらしょうがない」
「でも結局そんなにいじってないんだけど…」
「表現が変わってたよね」
「なんだかんだで結構作りこまれてたから、いじりにくいんだよね。てゆーかあまりのドタバタギャグ風味が幻篇としてそぐわないと思ったんだけど、じゃなくて1話目はまだ今までと同じギャグパートで、その先からが幻篇ですよ〜って扱いにしたら全然合点がいって、最小限の直しで済んだ」
「ザンベ篇における怪奇クチビルゲの回と同じなわけだ」
「いや、でもさ、その後(本来無かった筈の)インターミッションがあがって来たらこれがメチャクチャ長くて(笑)。でも完成度高くて、全然直す所無かったんだよな。なんだよ面白れェじゃねえかこの〜って(リーダーをグリグリしながら)」
「痛てててて!うは!やめっ!」

「…ところで、幻篇の残りの進み具合はどうなの?」
「構成は大体出来てます」
「じゃあリーダーはそれを進めて、ブルーはOPアニメのコンテを完成させる、と…」
「あんたは何すんですか?」
「仕事探す^^;」
「自分だけかい!…じゃ、リーダーは(個人で書いてる)小説の方は進められない、と」
「うん。」
「はぁぁぁ!!
「嘘だよ。君の心の赴くままに・・・・アロハマンだけを書いて♥」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「つまり、心赴け、と」
「さもなくば何もするな」
「アロハ・オア・ダイ」
「格好いい!」
「…ホントに?」
「それ、幻篇に使えない?」
「また無責任な事を…」
「えへん」
「ホメてないって!…って、お前何してんの?」
「いや、酒がこぼれただけ」
「こぼしたんだろ。ワインじゃないんだから、日本酒回すなよ」


などなど、その後も下らない話が延々続く。
「もうぐだぐだだな」
「お前に言われたくは無いぃぃぃぃぃぃ!!」
「お前、リーダーの足元にも及ばないよ」
「…リーダーの足元に及ぶってどういう事?」
「えぇぇぇ・・・。それは・・・・。人として・・・。」
「いや、それは別の大地に立っていたいですよ」
「そこまで言う!」


「…そろそろテープ止めるか」
「え、もう?まだテープ全部使ってませんよ」
「だって後で起こせるような内容話してないんだもん。…てなわけで、アロハマンのこれからについての抱負をお願いします」
「あ、強引にまとめに来た」
「俺は、連載取れるように頑張ります」
「え?あ?個人的なもん?」
「…んじゃ、(HPの)カット頑張ります」
「ブルマー5(例のファンの方の同人誌)に可愛がってもらえるよう頑張ります」
「おいおい!…えーとまあ俺は…じゃあHPのリニューアルと、OP動画の進行ですかね」
「ハイ、じゃあコレでお開き。お疲れ様でした」
「お疲れ様〜」