世間に遅れること幾周かで
ようやく 『24 シーズン2』 を観終えましたよー。
いやも〜なんて言うか、とりあえずジャック=バウアーの行動力は異常!(^^
もはや正当防衛を超えた正当攻撃(?)の嵐!
彼奴に(最近のスポーツ中継の選手紹介のように)二つ名を付けるとすれば
迷わず『人間攻性防壁』 にキマリでしょう!(えー
いやしかし、現在の米ドラマブームの火付け役になっただけあって面白いですなー。
特にフォーマットの勝利がでかい。
憶測ですが、元々(と言ってもツインピークス以来?)米ドラマって
複数の筋が同時並行する非一話完結的な群像劇タイプが多いですよね。
対して日本では、本筋がハッキリしてて
フリとオチが明確に存在するタイプが主流(多分)。
スポーツに喩えるなら
前者はバスケやサッカー、後者は野球って感じでしょうか。
で、サッカーが野球に比べて
イマイチ日本に馴染み切れない所がある(偏見?)ように、
米ドラマの連綿とした同時進行ぶりが馴染めない人も
それなりに居たと思うんですよ。
しかし、『24』 のフォーマット…
即ち 『24時間の事件をリアルタイムで追う』 という縛りは
この同時進行スタイルに必然性を与えた。
つまり、同時進行に明確な意味と意義が生じたわけです。
コレは何気にでかい。
そして、それらから導かれる 『タイムカウント』 『画面分割』
『スローや回想を極力排したスピーディな運び』 等の手法や
『タイムリミット的緊張感』
『終始何処かでみっちり事件が進み続けるボリューム感』 etc.…
諸々併せて、まさに革命的だったんだと思います。
まあ 『タイムリミット的緊張感』 については
作中で24時間のリミットが提示されてるわけではないので
言わば擬似的なものなんですけどね(^^;
それに、「たった24時間しか無い!」と思いながら観つつも
1期分観終えた後は
「連綿と事件が続く24時間って、結構長いんだなぁ…」と、
そのボリュームにグッタリすらするんですよね。
でも考えてみればそりゃそうで、
なにしろ24時間てのは30分番組に換算したらほぼ1年分!
この 『下手したらダレかねない長さ』 と 『緊迫感の持続』 を
軽やかに両立させてしまうのも 『24』 フォーマットの凄さですね。
あと、指揮をとるチーフでありながらも
特殊工作員出身という事もあって自ら最前線でも活躍しまくる
という主人公のポジションも上手いですね。
(まぁ、実際にチーフなのはシーズン1だけかもですけど)
しかし、良くもまあ、この調子で6期も作り続けられてるなぁ〜。
シーズン1を観終えた時点で既に
「もうやれる事全部やり切っちゃってるじゃん!」って思いましたもの。
いや、現にシーズン2がちゃんと成り立ってたわけですが(^^;
しかし、この調子であと4期…
しかもこの先シーズン7や映画の予定もあるらしいじゃないですか。
で、多分、起きる事件は全部テロ。
名探偵コナンでの殺人事件もかくやの発生頻度だぁぁ!?
…とは言え、そのことごとくが始動後24時間以内に潰されてるんですよね(^^;
そう思うとなんだか敵側が気の毒にも思えて来たりwww
というわけで、この先も間を空けながら
ぼちぼち観て行くつもりです。
+ + + + + + +
最近のヒット食品──
イタリアの濃い味 と とろ豚骨。
どっちも、とろっとしてるところがイイ。
むひひ。
先日、初めて初音ミクの歌を聞きましたよ。
物にもよるけど、結構聞けますねぇ。
これは遂に不気味の谷をギリギリ超えたのでは?
…いやまあ、数年後に聞き直すと 「この頃はまだ全然だった」 って事になるんでしょうけどw
しかしこうなって来ると、映画にCGがガンガン使われ始めた頃
「いずれ俳優は不要になる」 みたいに言われてたのを思い出しますね〜。
実際は全然そうなりそうにないわけだけど、
こと声の場合はもう少し侵食されるかもなーなんて気も。
う〜む、ゆくゆくはリアルタイムで音声から 『喋り』 と 『声質』 を分離して
別の声質に置き換えるなんていう事も出来るようになるんですかね?
そしたらまさに万能状態!
自分の声が気に入らない人は常時好きな声に変えるようになったりとかして(^^
…ってそれ、コナン君の蝶ネクタイか?
+ + + + + + +
『よつばと!』7巻読了〜。
しまうーが可愛いなぁ。
踊り出すとことかたまらんw
前期観終えたアニメの感想です〜。
観てない人にはワケ判らないのにネタバレはあるかもなのでご注意を(^^;
●エル・カザド
ノワールから続く真下監督の深夜アニメシリーズ(何それ)の中ではかなり好きだった部類。
イイ感じでぬるくてまったりほのぼの観れました〜。
しかし…ラス前のクライマックスでは同シリーズの悪癖が案の定、頭をもたげた!
このシリーズの主感触のひとつは ≪神秘性≫ だろうと思うんだけど、
そうして最期に何かダイナミックなものが待ち構えていそうな雰囲気と焦らしで
散々引っ張っておいて、いざ辿り着く境地はともすれば
≪人間のささやかながらも深き業≫ とかで、
そこには期待に反して陳腐なイメージしか無かったりする。
しかもそれをどんでん返しに使った日には、いきなりそんな事言われても…という感じに。
だが今回はイイ加減このシリーズを観なれた事と作品舞台がワリと地に足ついていた事、
そしてあまりにあまりな展開だった事により逆にエンターテイメントへと昇華した!
ラス前の回、ローゼンバーグが満を持して登場した時の格好と言動に
誰もがこう思っただろう…
…想像の遥か斜め下を行く展開…ッ! ええ、ある意味かなり楽しめましたよ(笑)。
今まで引っ張って来た事のツケが一気に回って来た感じ?
この回が最終回だったらちょっとキツかったけど、
ちゃんと次の1話で軟着陸してくれたから概ねオッケー!
ちゃんとローゼンバーグ似の奴も出て来てオチもつけてたしねw
●ヒロイック・エイジ
エヴァは人が乗れるウルトラマンである.という考えがあるけど
当作中のノドスは宇宙人・変身(?)・変身中の台詞や独白が無い等、
よりウルトラマンに近い設定ですね。
特に変身中の意思表現が無い事は、制約であると同時に
逆にもっと大きな制約からの回避だったとも言えそうです。
端的に言えば、近年ありがちな鬱展開に陥らなかった理由の1/3はこれではないかと…。
(残りはエイジの性格と、作品の人物掘り下げ自体が淡白な事)
むしろ感情を外部に預けた銀の種族(の一部)の方が鬱化しかけてたのが興味深かったり。
その分地球人側のドラマが淡白になってた所はありますが…。
地球人側の愚かさも王女の兄共が一身に背負っちゃってましたしね(笑)。
ともかく、前半の内こそ微妙な感じはありましたが
(敵のノドスはカルキノスばっか出て来るしw)、
一旦地球に辿り着いた辺りから面白くなり始め、黄金の種族の真意が判る辺りでは
『作品がSFに昇華した』 瞬間を堪能し、そのままラストまで楽しむ事が出来ました。
オーラスのアレが御都合じゃないって所もまた良し(^^
観終わった今となっては、1年かけても良かった話なんじゃないかな〜と思います。
いや、せめて3クール…!
そうすればエイジが皆に受け入れられていく過程や
モビードとニルバール(この2人が同期ってどういう事!?)の話、
双子の暴れ話、アネーシャの心情、ロム・ローがあそこまで頑なになった理由等々
色々と掘り下げられたのではないかと…。
特に1年もあれば、きっと温泉惑星で皆で入浴なんて話もあったに違いないよ!(え〜
とは言え…もしホントに掘り下げ始めてしまったら
逆にあの奇跡的に辿り着いたバランスを崩してしまうのではないか…? と考えると
うん、やっぱり半年で良かったんだ、とも思ったり。
とにかく、観続けて良かったです。
『蒼穹のファフナー』 も同じスタッフだったみたいだけど、
アレもちゃんと観とけば良かったのかな〜。
●地球へ…
それなりに期待して観始め、それなりに楽しんだけど…
どうにもハジケないというか、テンションがガッチリ連続してはまる事が遂に無かったですね〜。
クオリティは安定して高かっただけに実に勿体無い。
原作からの改変ポイントも色々とずれてたような気がするし…。
そして溜まったひずみを一気に解消するかの如く最終回であれよあれよという間に事が展開!
つーか、市民の変わり身マジ速過ぎ(笑)。そりゃあマザーも躍起になって統制するわw
キースの意見もいつの間にか180度変わるしなぁ。
原作は随分前に呼んだきりでほとんど憶えてないけど、
確かラストの感慨はこんなじゃなかったような…。
とにかく、最終回の突っ込み所が多過ぎでした(^^;
けどその根っこは全話に通底してたんじゃないかなぁ、みたいな。
●SF
最近はアニメ・漫画ともに所謂SFらしいSFって少なくなってるんじゃないかな〜と
思ってたけど、今期は少なくとも2つありましたね!
殊に(SFに付随しがちである) 『超能力』 は
特殊能力モノの台頭以来すっかりナリを潜めた感がありましたが、
ここに来てその要素が復活して来た( 『エイジ』 にも超能力出て来るし)ってのは
いいかげん特殊能力モノが行き詰まってきた事の証左なんでしょうか。
漫画でも少し前から 『絶対可憐チルドレン』 とか出て来てますしね。
実際、特殊能力モノは 『コードギアス』 で
最後のピークを迎えてしまったんじゃないかな〜という気はします。
なんというか、特殊能力にはどうしてもゲーム的・ルール的な感がつきまとうけど
超能力って結構生身的なんですよね〜、今にしてみると。
『もしかしたら自分にもあるかも知れない』 という夢も一応ありますし(^^;
●軟着陸
あくまで個人的な限られた知見での感触ですが、
今期の 『エル・カザド』 『ヒロイック・エイジ』 『おおきく振りかぶって』 『怪物王女』 等に限らず
少し前の 『おとぎ銃士赤ずきん』 や特撮だけど 『魔弾戦記リュウケンドー』 等
最近余裕のあるラストが多くなって来たような気がします。
それこそラス前の内に最終決戦が終わって、最終回は後日談で占めるような…。
しかも赤ずきんに至っては最終回は温泉話! お前はDVD用の特典か!w
いやまあ、それこそ最近は最後の1話は放映されてないって作品も多いワケだから
自分が知らないだけで実際は
思ってる以上に軟着陸してる作品は多いのかもしれませんけど。
なんにせよ、これは良い流れだと思いますね。
かの未来少年コナン(全26話)だって最終回は決戦後日談に割かれてましたし。
ただでさえ広げた風呂敷をきちんと畳むのは難しい事ですが、
一時期はペース配分まで間違えて緊急胴体着陸・あるいは墜落・はたまた爆発炎上・
下手すりゃ空中分解・挙句の果てにバミューダトライアングル・
遂にはUFOになって飛んでった〜なんてのまで有りかねない勢いでしたしね!
(喩えが暴走しててワケ判らん^^;)
こないだ映画 『トランスフォーマー』 を観ました。
いや〜、もうCGってなんでも出来るんだな〜!
TVのライダーとか観てるだけでもその辺は思ったりするけど、ここまで来ると
あまりに自然でかえって手応え(←?)無いくらいですよ!
(そんな中、金属感のヌラヌラだけは少し浮いてた気がしますが)
話の方は実にハリウッド的で、ある意味無いも同然…
でも画面を観せる為の映画なので全然OK!(それも絵が凄いから言えるんだけど)
ただ、日本の作品であれば入れるような見せ方・展開・説明が随所で欠けてて
その意味ではやや物足りない感もしますけど。
ひょっとしたらシリーズ初見の人はあまり入り込めなかったり
腑に落ちなかったりするかもですね。
で、この作品最大の見世物トランスフォームは迫力あってスピーディで
特にオプティマスプライム(日本名:コンボイ)のなんて
「オイオイなんですかこの複雑怪奇さは!」 ってな感じで圧倒されるのですが
いかんせん速さとカメラの寄り過ぎもあいまってもう何が何やらで
大袈裟に言うとトランスフォームなんだかメタモルフォーゼなんだかワケ判りません(^^;
(単に自分の目がついてけてないだけかも…)
早くも続編製作が決定してるらしいので、この先も楽しみですね〜。
おまけ:映画のストーリーを3行でまとめてみた (ややネタバレなので反転)
前半⇒ サム「ウホッ!イイ車…」 バンブルビー「乗らないか」
中盤⇒ 「こいつ(キューブ)をどう思う?」 「すごく…大きいです…」
後半⇒ オプティマス「いいこと思いついた。お前、俺の中にキューブ入れろ」 メガトロン「アッー!」
…これで吹替がビーストウォーズ準拠でコンボイが 「ウホッ」 とか言ってたら完璧だね!(ぇ
Amazon
トランスフォーマー ムービー
オプティマスプライム MA-01
…まさか映画と同じ変形をするのか!?(^^;
先々週の 『地球へ…』 、ブルーの死の扱いがちょっと軽過ぎない??
他のミュウ達がそれをろくに受け止めてないとゆーか、
ジョミーすら形見のヘッドホン(?)を受け取った事だけでさして思いも馳せてなかった気が。
周りの状況に埋もれざるを得なかったのかもしれないけど
その割にはどうでもいい脇キャラの死の方に情感シーンがたっぷりと…。
(あの回想であのキャラの登場シーン全部出てたんじゃないかw?)
勿論それが悪いわけじゃないけど、もしどっちかしか出す尺が無かったなら
やはりブルーの方を扱うべきだったんじゃないかなーと。
…これで実はブルー死んでなかったりとかして(^^;
+ + + + + + + + + +
コードギアス24&25話観たー。ちょwww何この密度wwwwww。
これ、本来なら1.5〜2倍の尺でやる内容だったんじゃない!?
(つまり本当は26話まであったのでは…)
あまりに余裕の無い急速展開&しかし相変わらず高いクオリティで
キャラの暗黒面堕ちっぷりが際立ちまくりでしたな!
最後は急転直下であんな事にしちゃって一体どう続けるんだろうか(^^;
PPGZ 終了記念ー!(遅いよ
ああっ…とうとう終わってしまった!
地上波V局しか観れない身にとって今改変期における終了作品数は少ないものの
しかし のだめ と PPGZ が一気に終わった事で
僕の心にはポッカリと針穴があいたようだよ…!(わりと平常です
とまぁ、そんなこんなで初のPPGZイラストを描いてみようと思い立ち
資料探しに検索してみたら幾つか興味深い情報が…。
つかPPGZって、TV放送前に少し設定の違うプロモ版があったんですね!
・公式サイト: 東映 / テレビ東京 / アニプレックス
・出ましたっ!パワパフガールズZ - Wikipedia
・東京国際アニメフェア2005 - goo ゲーム
ここでプロモ版が発表されてた模様。
・Read Me! GIRLS!
パワパフ中心カートゥーン諸々サイト。読み応えアリ。プロモ版の詳細記事もあります。
・For Girls the Bell Tolls -ガールズがために鐘は鳴る-
PPGZファンサイト。RPGツクールでゲーム作成中みたいです。期待!
・ゲームで出ましたっ!パワパフガールズZ (Amazon)
…で、そのプロモ版ってのがどうもユートニウム博士を少年に設定してたらしいんですな。
つまり、TV版のケンの存在はこの名残だったようで。
当初は何故こんな蛇足的キャラを足したんだろうと思ってたけど、
中盤以降はその辺含めて結構しっくり来はじめて
ある意味これからだ、と思ってたのに…!
…まぁでも、あるいは下手に続くよりは
ここで終わって良かったのかもしれないですけどね。
元祖PPGから観続けた者としては寂しい限りですが、とりあえず一言…
今まで、本当にありがとう!
+ + + + + + + + + +
≪追記≫
ところでダイナモZは博士がパワパフと初めて会った次の日から
造り続けてたとか言ってたけど、
そのダイナモZは実は単なるタイムマシンであり、
しかしパワパフの源流が江戸時代にあると知ったのは
パワパフと会って暫くしてからなんですよね?
…いやまぁ、別にイイんですけど!(^^;
久々のサイト更新に合わせて、少しリニューアルしてみました〜。
ついでにサイト名も変更。てか、どうなんだこの名前…。いや、迷うな俺っ。
でもって前回(ってもう1年以上前だよ!^^;)予告していた通り、
昔描いた漫画のお蔵出しをしました。
タイトルは『GO!GO!とらぶるチャイニーズ』。
図書館のページに置いてあります。
時期的には大分前(転生部より昔)に描いた物なので、
微妙に絵が古かったりもしますがドンマイ。
つか、あくまで「微妙に」に過ぎなかったりする所が(T_T; トホーッ
同人誌でも一度出してるので、観た事のある人もいるかもしれません。
で、今回も大判と小判を用意してますが、見開き状態で観るようにしてあるので
画面に収めるためにかなり縮小してます。
だもんで1024x768以下の環境の人には辛いかもしれませんが、平にご容赦を。
何しろセリフが多くて字を大きく出来ないんですっ(^^; アハーハー
…そんなこんなで、今更恥ずかし〜代物ではありますが
もし楽しんでいただけたなら幸いですよ!
2006年
・4月 7日 Web拍手設置
感想のメールを下さった方々、ありがとう(^^!
転生部の続編は今の所予定に無いのですが、近い内に別の漫画をお蔵出しするつもりです〜。
・2月28日 転生部の画像ファイルを軽量化
・2月17日 コミックルームさんに登録
・2月16日 WCRさんに登録
・2月13日 ページ設置