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第63話 どうしたブラック!?怪奇くちびる男の恐怖 1989年6月3日放映
今回、いきなり蜂に襲われているブラック。近所で見付けた巣からハチミツを取ろうとしての成り行きだ。なんとか逃れようと水に潜るが、息をするのに唇だけ水面から出していた為そこを集中的に刺されてしまった。唇が見るも無残に腫れあがり、さらに声まで変わってしまう。
やっとの思いで魚光に帰ってきたブラックだったが、ブルーと原の前に現われたのは怪人クチビルゲ以外の何者でもなかった!思わず変身する二人に怪人は訴えた。 「ま、待て、俺はブラックだ!」 思い当たるところあってしばし眺める二人。が、キッとなるや 「よくもそんな事が言えたもんだな…!」とはねのけた! 原「確かにブラックの唇は厚かった…。異常ともいえる程にな。だがそれは人間の範疇内での事だ。貴様の・・それは明らかに越えてはならぬ一線を越えている!」 ひるむ怪人に原は「いいか、もう一度だけ言う…・・・・・・・お前は人間じゃ・あ・な・い」と念を押した! 怒りと哀しみをぐっと堪えたブラック、「だったら陰法を見てくれ!」と食い下がった。慣れた手つきでナニを取り出し、お得意の『薮から棒』と『薮隠れ』のコンビネーションを披露するブラック。だが思いもよらぬ唇の激痛にコントロールが乱れ、本来リズミカルに躍動する筈のイチモツはびったんびたんとランダムに蠢くだけだった! 「すっげえ嫌なモン見せよってからに…!」と怒り心頭の二人。 「ま、まて!…それならこの股の付け根の袋の右側にある双子ボクロが何よりの証拠だ!」 青「…今いきなりそんな事言われてもなあ…」 原「初めて聞いたぞ、そんなの」 黒「……」 こうなったら最後の手段! 「見てろよ…これこそ俺がブラックだという何よりの証拠だッ!!」とアロハブラックに変身!しかし唇の体積があまりにでかく、収まりきらずにメットがまっ二つに割れてしまった…! 「やっぱりニセ者じゃねえか…!!」それでもごにょごにょと言い訳する怪人に、二人の友情の怒りが爆発した! 「こんな怪人の分際で自分がブラックだなどとはおこがましい!」 「ブラックを侮辱するような奴は俺達が許さん!!」 なんとハイパーハラコフカノンを呼び出して、生身のブラックに向かって発射した。見事命中!クチビル怪人クチビルゲは今や瀕死だ。しかし、いつものマグワイヤーの怪人と違ってなぜか元の姿に戻らない。 「しぶとい奴だ…」と驚嘆する二人。トドメに原がギャク百連発をお見舞いし、さらにダメ押しにブルーが鼻先三寸で屁をかました! もはや悶絶をはるかに通り越し、わずかにぴくぴくと体を震わせているだけのブラックを近くのゴミ捨て場のゴミの中へと放り込み、ふう…と額の汗をぬぐう二人。 「よしんば奴が目覚めても、もはや『怪人』ならぬ『廃人』てわけだ」 かくして、今日もアロハマンは勝利した。めでたしめでたし。 * * 翌朝、大学へ行く途中のゴミ捨て場の中に、元に戻ったブラックの姿を見いだす二人。 「どっ…どうしたブラック!一体誰がこんな極悪非道の仕打ちを!?」 血相を変え、ブラックに問う二人。だがとりあえずほっといて学校へ向かう。夕方、帰宅途中にブラックを拾ってゆこうと二人がゴミ捨て場に立ち寄った時には、すでにブラックの姿はどこにもなかった。 |
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