■2013年12月7日
from BLUE / 特撮
仮面ライダー鎧武 #8
こ、これは…急に
ユグドラシル社の事を話題にしだしたぞっ
!? てか、「この街もすっかり変わったな〜」とか「ユグドラシルさまさまだ!」とか、それって
#1か
#2のつかみの時期にやっておく事じゃない
!? いや、ここに来て分かり始めてくる事実、という出し方も確かにあるけど、でもそれならそれでここまでの7話分の間にその
変わってしまった街をじっくり描いておくべきだったのでは。他の街とは違う、ユグドラシルに支配された一見理想的な都市の姿を…!
でもって
初めに過去が明かされるのが戒斗というのがまた。変にもったいぶるような主人公でもないような…まあでも両親が幼い頃に亡くなってるようだし、その辺何か街云々と関わってるんでしょうね。紘汰は舞の幼馴染らしいから
この街出身だろうし。ところで会話のニュアンスからすると、今の住人は外から入って来た人の方が全然多いって事なのかな?
で、戒斗が過去の体験から
強さを求めてるってのは良いんだけど、結局それでやってる事がビートライダー…? その中での強さなの? 社会的に成り上がろうって方向じゃないの?? 何か算段があるのかな。舞の
堪えて頑張ってる人を笑顔にしたいって方がまだ分かる。けど、当の対象の人達はダンスなんて見てない気が…いやそれは言ったら野暮か
(^^;
裂け目を見つけたから裕也を探しに入って行く舞…なら、なんでさっさとバイクで探しに行かなかったのか。どうも舞もミッチもバイクで「森」に行ける事を知らなかったぽい? にしても紘汰も探しに行ってないわけで、一度は恐怖体験が理由になってたけど、それも一応克服したはずでは…。紘汰めっちゃ薄情じゃね? てか舞も
「ずっと探してた」ってホントかよ…ならそれを今までに描いとけよ…。ていうか
いちチームのリーダーが行方不明だってのに、チームメイトのみならず他のチームの奴らにも配信でも全く話題されない裕也の存在感の無さ
ぱない!
ところで戒斗は今回、登場直後以外、ただ歩いてるだけで
全然果実集めてないよね…。散歩しに来たの? あとどうでもいいけどっていうか超今更だけど、バロンの
スピアって本来突いて攻撃する武器なのでは…。槍の側面で叩きながら
「硬い!」って、そらそうよみたいな。
そして
不規則に現れる裂け目からこちらにインベスが来てしまう件、これもまたもっと早くに扱うべき事だったよね。そもそも#1で同様の事が起きてるわけだし。
他のライダーが出る前、それこそチームバトル云々する前から、少なくとも同時にこなしても良かった位に本質的な部分なのでは。だって
怪物から街や人々を守るって話ですよ? これが本来の本題じゃないですか! つまり
「鎧武」は今回からが本題、今までのは序章だったんだよ
!! な、なん(ry
まあアレですね、
街とユグドラシルの事、
裕也の事、
怪物退治の事…全ての本題を差し置いて、まずは
ライダーとアイテムの数を揃える事が優先されていた…と。商売上仕方ないとはいえ、思いっきりツケが回った7話分でしたね。
ようやく脚本家の苦労が具体的に見えて来た気がする、そんな回でした。
■2013年11月30日
from BLUE / 特撮
仮面ライダー鎧武
大☆復☆活ぁぁ────っっつ!!!!!
いやぁ、ご無沙汰しました…!
(^^; すっかりやる気もきっかけも失いはや
5年半もの月日が流れてしまいましたが、このたび始まった
鎧武を観ていて居ても立ってもいられなくなり、ついにまた筆を取りました次第。も〜何か言いたくて言いたくて。要素は揃っているのに全然つながってない!つながりさえすれば別物になるのが分かるのに…っ
!!! 書こう書こうと思いつつもう7話まで放映されてしまいましたが、ともかく今の時点で思っている事を吐き出します!
長いよ!!
うーむ、主人公に何故カリスマがあるのか判らぬ…!基本的にお調子者で頼りない印象強し。
「他人の為に一生懸命」的設定もろくに実態が無いし。動機も信念も目標もよく分からず。「大人になりたい」のかもだけどそれも断片的すぎるし。ていうか最初は
インベスバトルを好きじゃないと言ってたのに、ライダーになるやすんなり参加、あまつさえ賞金(この時だけ出て来たけど違和感ありあり)まで嬉々としてゲットって!しかもチームに入れずに自分が(家に入れるとはいえ)貰うの
!? 「自分を顧みず」バイトをやめた直後なのに…。設定では姉を支える為にチームを抜けたらしいけど、多分もうそれ本人も忘れてるよね。
世界観の根本
「ユグドラシル社の城下町である」事が活きていないですね…。そしてその上に乗っかる
ビートライダー(以下BR)の存在も。街とBRの関係は。BR達は何を抱えてそんな事をしているのか。何も伝わって来ないこの空虚感。唯一
ミッチは抱えるものが一応描かれてるけど、社長令息ならではって感じの内容でもないんですよねぇ。
えーともしかして
ダンスステージって街に1つだけなの??他のステージ描写が無いから、まるで唯一の場所を巡って全チームが争ってる感が。で、5話目でようやく
「世はまさに戦国時代」的な事を言ったけど、これってまず第1話冒頭に言うべきなのでは。ドカンと印象付ける強度で、街のチーム勢力図と共に。最初に掲げないと街におけるBR達の存在感・緊迫感も伝わって来ないし、
「鎧武」というチーム名や
「戦極ドライバー」という名称も正直浮いてるかと。
インベスバトルの
投票システムが意味不明!なくても勝敗は明らかだし、むしろ余計なバイアスがかかりそう。ダンスに投票するなら分かる…てかなんでそうしないの?あと、チームごとにダンスの色が見えないのは群雄割拠感薄いかと。あれで「鎧武のダンスの方が良い」とか言われても…。例えば鎧武は「全員楽しく盛り上がり観客まで巻き込む一体感」バロンは「リーダーを頂点とした支配的統率感と重厚さ」みたいな風に。ファンの方にもチームごとに個性があったり。
例えばこうしたらどうか。
──ユグドラシル社のおかげで「理想的な新興都市」となった沢芽市。だがそれ故に馴染めない若者達が衝動と欲求の捌け口を求めて続々とBRチームを立ち上げてぶつかり合った。最初はダンスで投票していたが不正や恐喝が横行し始め、ついには大規模な抗争に発展。裕也と共に鎧武を立ち上げたメンバーである紘汰は抗争に巻き込まれながらも奔走し事態を収拾、その後責任を取ってチームを脱退後、就職。以後インベスバトルが導入され、平和裏に勝敗がハッキリつけられるようになる。しばし平和が続くが、この街の出来すぎたシステムもあってか、社会人として誰の役に立っているのか実感が持てず、大人って何だろう…と悩んでいた紘汰は、再び訪れたかつての仲間達の危機にスパッと正社員をやめてしまう──。これならカリスマ的扱いも分かるし、狂気的な自己犠牲の一端も出るし、街も立つかと。
一般市民の多くはBR達を敬遠してた方が
理想都市っぽくて良さそうな。完璧な街における唯一の不穏要素。特にインベスバトルは危険視され、取り締まるべきとの声も多いが、それだけにかえって盛り上がる若者達…みたいな。この対比が立ってこそ、最新話において全てが実は裏で繋がっていた事が衝撃的となるわけで。
そういえば、
まともなインベスバトルってまだ一度もないですね。初っ端からパチンコ不正、その後すぐライダーが参加。まずはノーマルなバトルを見せるべきでは? そもそもこのバトル、ろくに育成も操縦も出来ず、ほぼ
ロックシードの数とランクで決まってしまうってのは…。いや制御はしてるらしいけど、全くそうは見えないので。多すぎて制御できなくなった所も見た事ないし(だよね?)。例えばバトル中は操縦者の目が光ってインベスとシンクロし、(ダンスで培った)集中力と体操縦感覚が強さと動きを左右、シンクロが不正に途切れると暴走する…ではどうでしょう。あと「暴走前は非実体なので人や物に当たってもすり抜ける」描写も欲しいな。…てか、
ロックシードが手から離れたらインベスが実体化し暴走するなんて結構衝撃の事実ですよね。まさに「この事件から全ての流れは変わってしまった」と言える位の。でも最新話で「インベスバトルの基本」って…つまりそんな恐ろしくて不可解なものだと最初から知ってて使ってたって事?
あと、何故インベスバトルにライダーが参加してもOKなのか。何故ライダー同士のバトルでもインベスバトルと呼び続けるのか。これが
ロックシードバトルという名前なのであれば分かりやすいかな、と思った。どちらもロックシードを使いチャックから出て来た物で戦ってるわけで。そういえば、実体化してないインベスにもライダーだけは触れる、という事でいいのかな?
2話目以降、紘汰は
裕也探しを目的にすべき!というか彼は何故ここまで頑なに忘れ去られているのか。サスペンス成分として非常に美味しいのに…。ともかく、その為もあってこそ仕事までやめ、探しまくるがどこにも居らず、やっぱりまだ
「森」に居るんじゃないか…でも、どうやって行けば…?で、バイクで行った時にこれ幸い!と。思い出したようについでで探すんじゃなくてね…(しかも探したって事はやっぱり「森」にいる可能性が高いと思ってたわけで…)。
出し方のあまりの
ノルマ消化感とかは置いといて、あの
バイク、スピード出したら「森」に行っちゃうんじゃ足としては使えないじゃん…。というか帰還時、森の中でスピード出せてないじゃん…。と思ったら最新話では足として使えてる…。てか何故スイッチ式とかにしないのか。
2話目「自分の為だからダメだった、人の為なら」→5話目「紘汰は人の為に無茶しすぎ」「今度こそ自分の為だ」の流れ、そもそも人の為に無茶したシーンなんてろくに無いとか、自分の為と言いつつ人の為じゃんとか、「それが大人のよく言う責任て奴だろ」っていきなり言われても…とかは置いとくとしても、2つの間にあった出来事は「意図せず再訪した森で怖い目に」であって「人の為に行動したから怖い目に」ではないような。前段落のバイク問題も併せると、バイクには
森に行けるスイッチがあって、レース中それを知った紘汰がリーダーを探しに行く為に危険も顧みず発動、バロンもそれに巻き込まれる…の方が良さそう。で、森でもバロンはわりと慎重でさっさと撤退、しかし紘汰は裕也探しに必死で無謀にも深入りし…というニュアンスで。ところでバロンがいきなり強すぎるけど、「インベス制御の感覚にかなり近いから」というのは有り得そうな。
そして森での
斬月(と森そのもの)はもっと謎で恐ろしいものとして描かれて欲しかった。超仲間想いの紘汰が裕也探しを断念するほどの恐怖体験。そういえば復活の流れで、自分の為云々、ミッチの意気込み云々に押しやられて「ライダーになって森に関わる事が如何に危険か」がスコッと忘れられてる…。恐怖を乗り越えたというより、問題がすり替わってしまったという感じ。
シドは主人公視点で事態の最大のキーマンであり、もっと神出鬼没の謎の怪人物であるべき。そもそも裕也失踪やバイク使用の後に紘汰は真っ先に彼を怪しみ、詰め寄らなくては。で、路地裏に追い詰めた(この辺は俺たちの庭だぜ!)と思ったのに消えてしまう…とか。その辺を上手く煽ってこそ、実はユグドラシル社と繋がっていたという事実も衝撃的になるわけで。
ミッチは学業時は眼鏡で、あと髪型も変えると良いのでは?あのままだと知り合いが見たらすぐばれるよ…。あと、特性としてもっと頭の良さを推して欲しい。素でのカリスマの無さを必死に頭脳で補ってる感とか。でもって彼の悩みは
敷かれたレール云々というよくあるものではなく、庶民には理解できない深くて重いものだとして欲しい。大企業、カリスマも能力も敵わない優れた兄、大きすぎる重圧と劣等感…。自分がかろうじて自分で居られるのはチームに居る時だけ。
とはいえ、チーム鎧武について作中で描かれてるのは
紘汰・舞・ミッチの人間関係だけなんですよね(あと裕也が少し)。他のチームメイトはキャラも人間関係も無いモブ的な描かれ方しかしてないので、守るべきものとしてのチームや、かけがえのない居場所としてのチームの実感はかなり薄い。そもそも誰も裕也の事を思い出さずに笑ってる奴らに絆とかあるわけが無いっ!(ぇ
グリドンと
黒影に全く入れ込めない。「こういう特色のチームのこういう遍歴を持ったこういう性格のリーダー」みたいな武将的な紹介を、せめて言葉だけでもすれば良いのに…。ところで変身後の性格が逆転してるように見えるけどこれって意図的?あと、2人が倒された時にはペナルティでロックシードが飛んでいったのに、バロンが倒された時にそれが無かったのは何故なのか。
ベルトの配布、中々いいペースだろとか言われても、そりゃ主だったリーダー達に次々渡してるだけだしね…。しかも2つは渡したのと違う奴が使ってるし。そもそも
初回登録制って必要?最新話で
初期化もありうるって言ってるし…まあでも主人公を縛っておく為には必要か。でもそれならそれで初期化も見せ場に組み込んで欲しい。変身した6人目を
生身のパティシエがねじ伏せて倒し、あまりの圧倒差にベルトも初期化、とか。格闘技云々のセリフも合うし、生身でこれなら変身したら一体どうなるんだ
!?と煽れる。しかし、高級ケーキ屋で祝って騒ぐ6人目って…。
「さて最後の1つ、誰に預けたもんかな…」とか気を持たせておいて、こんな雑魚に渡すとか…。
ところで
パティシエの動機は「本物志向、紛い物は去れ」でOK?なんか「美しさ」もごっちゃになってるような。で、この辺にも沢芽市を絡められないかな。「美しく完璧なこの都市こそ本物!ここに醜い紛い物のアナタ達は要らないのよ!」みたいな。で、次第にこの街の正体を知ってBRの味方に転じる…とか。ところでこの人の志向からすると、インベスの制御に失敗し且つ負けた自分の失態と、主人公の勝ち方に対して、捨て台詞は
「いやぁぁこんなの美しくなぁぁいっ!アテクシは絶対アナタなんか認めないわよ!憶えてらっしゃい!」みたいになりそうな。
…色々言いましたが、とにかく設定が
ノルマ的に出て来るだけで、作品が面白くなるように活用されていない、という印象が強いです。「流れ」になってない、というか。あと
裕也の件のように、使えば面白くなるのに尺とか面倒さとかで省かれてる事も多そうな。おそらく
脚本家はかなり酷い制限の中で書いているのだと想像しますが、それでも多分出来た脚本はそれなりのものなんじゃないでしょうか。それが現場スタッフによって更にかなり変えられてしまっているんじゃないかな…と勝手に想像しています。どうも
平成ライダーにはそういう印象が強いです
(^^;
あ、ちなみにインベスって恐らく
インベスティゲイター(調査員)の略なんでしょうね。多分、森に最初に入った調査員たちが実を食べてしまい、変化した姿なのかと。つまり実をロックシードに変え、食べずともその力を使えるようにするのが戦極ドライバーの機能、という事になるのかな。いつか戦いの果てに頂点に立ち、
インベスの王となった者が世界を変える事が出来る的な。
ふー…。とりあえず一気に言いたい事まくしたてました
(^^; 久々でこの量、疲れたわぁ〜。色々野暮な事とか、自分の感受性や洞察力の無さ故に頓珍漢な事とか言っちゃってるかもしれませんが、
大目に見て下さいまし。今後も更新するかは怪しいですが、とりあえず鎧武はもう少し観てみようと思います。長文、失礼しました。
──ところで、どのチームも何故かまだリーダーが踊ってないですよね…。
OP以外、頑なに…。何か意味があるのかな(笑)
■4月24日
from BLUE / 特撮
最近の特撮
ザ☆燃え尽き症候群────ッッ
!!!!!
…というわけで、めっちゃご無沙汰です
(^^;。いやその、電王が終わって以来ホントに燃え尽きちゃったと言うかなんと言うか、何も書く気がおきませんで…(汗)。元々ツッコミ中心の感想スタイルだったのに電王でやたらと褒めたり先読みしまくったりした反動とか、評価のハードルが上がったせいなのかもしれませんが…なんかキバはどうにも入り込めないというか、全くワクワクしないんですよねぇぇ。期待も愛着も全く沸かないせいで、ツッコミ所は幾らでもある筈なのに全くツッコむ気が起きません
(^^;。素材としては面白そうな部分も多々あるのに、それらがことごとく活かされてない気がしますし、何より感情移入が全く出来ないのが辛い。これらは電王以前のライダーにも多かれ少なかれ言えてた事なんだけど、今回はそれがいつにも増してる感じです。
…あと、実はそれ以上に致命的なのが、バトルや変身が面白くないという事かもしれません。ライダーとして…というか特撮ヒーロー物として、そここそが最後の砦であり、寄って立つべきよすがだと思うので。剣なんか、特撮効果が充足しだした辺りから俄然面白くなりましたしね。
とまあ、えらく悪し様に書いてしまいましたが…本当は期待したいんですよ、ええ。もしかしたら、電王の後でなければもう少し楽しめたのかもしれませんね。ですが電王を経た以上、ライダーシリーズはもう不可逆的な進化(というか原点回帰?)への道を歩み始めた筈だ、でなきゃ嘘だ! という思いがどうしてもあって…。電王が到達限界点だったとは思いたくないんですが、いい加減ライダーも長く続いてるわけだし、そうもいかないですかねぇ
(^^;
で、そのライダーが及びもつかないほど長く続いている戦隊シリーズのゴーオンですが…これもある意味で最終進化形と言える作品ですね
(^^。深みやハードさを極限まで排する事で得た 『楽しさ』 への特化。『面白い』 ではなく、あくまで 『楽しい』。本来のターゲット層の事を考えると、これはひとつの大正解なんだろうなと思います。…とはいえ、イイ歳こいた大きなお友達がそれを一年間観続けられるか? というとまた別問題。観れば充分楽しめるんだけど、何処で観はぐってもあんまり勿体無くない、みたいな感じじゃないでしょうか(別に悪口とかでは全然なく)。
とはいえ、もう少し各々のキャラにアクと使い勝手があればなぁ…とは思ってしまう所です
(^^。特にレッドが、普通にレッドっぽい以上のものを何も持たないのが惜しい。ボウケンの時は途中までレッドが突出して立ってて誰もそれを受け切れず、シルバーが出て来てやっと対等に掛け合う相手が出来て俄然面白くなったりしましたが、ゴーオンでは当初ブラックだけが魅力的に立ってて、しかももう既に落ち着いてしまっているというのがつくづく惜しい(笑)。レッドにブラックと掛け合える器があればなぁ…。このアクの無さがゴーオンの良い所でもあるのかもしれませんが。
…ところで、ゴーオンはなんと言ってもOP・EDが素晴らしいですよね!
(^^ 例年だとOP・EDはビデオで飛ばしてしまう事の多い自分ですが、今年は毎回もらさず聞いてますよ〜(笑)。こんなニュースが出て来るのも納得です↓。
・炎神戦隊ゴーオンジャー:主題歌が戦隊シリーズ初のオリコン4位 33年目の快挙
その他の特撮では、レスキューフォースがあのリュウケンドーの系列という事で期待していたんですが…う〜ん、どうだろう? 期待してたのとちょっと違うような…。暫く観るつもりではありますが、何処かで化けてくれないとちょっと辛いかなぁ
(^^;
あと予想に反して、今期一番面白いのはケータイ捜査官7かもしれませんね。特に第1話は引き込まれました!
(^^ 変身ヒーロー物ではないので、特撮っていうよりドラマか? という感じも一瞬しそうになるけど、ちゃんと一年やるんですよな。これからも期待の一本です。
あと今期じゃないけど、キューティーハニー THE LIVE は結構面白かったですね。完全に深夜前提の作品ですけど、アクションも凄くしっかりしてたし(グラビアアイドルなのに!)、後半もイイ感じに盛り上がったし。何かと物議を醸す井上脚本ですけど、ライダー以外では結構ちゃんと面白いような気もするんですよねぇ。アニメだけどメイプルストーリーもかなり真っ当に良かったし。
■2月25日
from BLUE / 特撮
最近の戦隊とライダー
え〜、大変ご無沙汰しております。…実は先日、やっとたまっていた
仮面ライダーキバを一気に観通しました。いやなんか、
電王で燃え尽きちゃったのか何なのか"次"になかなかスイッチが切り替わらなくて…(笑)。てゆーかもう
キバより先に
ゴーオンジャーの方観ちゃいましたよ(キバより1ヵ月遅く始まったのに)! とゆーわけで、まずはそっちを先に!
炎神戦隊ゴーオンジャー GP-01「正義ノミカタ」
おお…おもしれぇぇ〜〜〜
!!! つーか第1話にして既にお腹一杯! 最初からもう戦隊結成済みな所から始まってるからまだるっこしさまるで無し! つかみはOK! とはいえ5人中2人はこれから入るみたいだから新参の視点も確保されててこりゃ上手い! あとなんか雰囲気(特に敵側)が妙に懐かしいのもイイ意味でくすぐられます! 前情報の段階ではよもや
カーレンジャー級のカオス方向(←悪い意味ではない)かとも思ったけど、その辺も適度なバランスで行けそうで一安心(笑)。
炎神の喋りもやたらと賑やかだし、5人のキャラバランスもなんとなく悪くなさそうなので、上手く行けば中だるみする事なく楽しく突っ切れるのではないかと期待したいですね!
戦隊名 | 系統 |
超獣戦隊ライブマン | 動物 |
高速戦隊ターボレンジャー | マシン |
地球戦隊ファイブマン | マシン |
鳥人戦隊ジェットマン | マシン |
恐竜戦隊ジュウレンジャー | 動物 |
五星戦隊ダイレンジャー | 動物 |
忍者戦隊カクレンジャー | 動物 |
超力戦隊オーレンジャー | マシン |
激走戦隊カーレンジャー | マシン |
電磁戦隊メガレンジャー | マシン |
星獣戦隊ギンガマン | 動物 |
救急戦隊ゴーゴーファイブ | マシン |
未来戦隊タイムレンジャー | マシン |
百獣戦隊ガオレンジャー | 動物 |
忍風戦隊ハリケンジャー | 動物 |
爆竜戦隊アバレンジャー | 動物 |
特捜戦隊デカレンジャー | マシン |
魔法戦隊マジレンジャー | 動物 |
轟轟戦隊ボウケンジャー | マシン |
獣拳戦隊ゲキレンジャー | 動物 |
炎神戦隊ゴーオンジャー | マシン |
いや〜しかし、ホント一安心しましたよ。最近のスーパー戦隊って
動物系と
マシン系が交互に来てるじゃないですか。で自分の場合、どうもマシン系の方が相性良いみたいなんですよね。逆に動物系は数話でやめちゃう事多しい。で、今回は順番的にマシン系の筈なんだけど…前情報を見ると本当にそうなのかどうか判断に困ってしまいまして(笑)。ええ、フタを開けてみたらバッチリマシン系でしたね。もうアンタら、どんだけ車好きなんだって位の(笑)!
…あ、ちなみに
動物系と
マシン系ってのは自分が勝手に言ってるだけで、一般にどう括られてるのかは知りません(汗)。とりあえず合体用ビークルが何モチーフかって事で分けてますが、もっぱら
動物系はファンタジー色が強くて内なる力(気とか魔法とか)を使い若さを前に出す傾向が、
マシン系はSF色が強くてテクノロジーを使いプロフェッショナル的である傾向がある…と勝手に考えてます。
ライブマンで初めてビークルに動物モチーフが取り入れられて以来、この2系統が大体交互に使われてると思ってたんですが…
(右表参照⇒)
…こうして見ると、本当に交互になってるのは
アバレンジャー以降の事でしたね(汗)。その前は結構片寄ってやんの。しかも動物系で観てるのもあればマシン系で観るのやめてるのもあるし…。
ともあれ、
ゴーオンジャーは予想外の収穫&これからも期待大ですよ! それにしてもブラック(にこれからなる奴)、一見ニヒルでクールで一癖ある奴そうなフリしといて、EDでニッコニコ踊ってるのは一体www。早くも憎めない奴になっちゃったじゃんか!
炎神戦隊ゴーオンジャー GP-02「無茶ナヤツラ」
ヒャッホー!
ブラックはツンデレだったぁ! しかもツンの所でよもや窃盗および脅迫を働くとは、正義感まるで無し! 実の所、こいつはニヒルでもクールでもない…。単なる駄々っ子ワガママ、しかも美学すら持たない可能性アリ! だが、そこがイイ(笑)! 他の4人がどれもそれなりに良いキャラにおさまってる反面この先どれだけはっちゃけられるかは正直未知数なのに比べて、ブラックはガチで期待大! つーかこれではっちゃけなきゃウソ! たぶん中盤過ぎ辺りで軽やかに寝返って、数ヵ月後に屈託なく元のさやに納まる位の事はやってくれるに違いない!(マジでか) ちなみに実はコイツはこう見えて堅実な公務員事務職(黒ブチ眼鏡&袖カバー付)だったり、この正義感の無さで警官とか弁護士だったり、でなけりゃ何処に勤めてもすぐクビになるニート寸前男だったりするんじゃないかと勝手に読んでますが果たして。
しかし、3人の内2人が専用ビークルのおあずけ食らってるってのも珍しいですよねえ。予告を観た限り次回も出て来なさそうだし、いっそ何処まで無しで引っ張れるか期待したいかも。そしたらどの時点でブラックが辛抱たまらず仲間のビークルを盗むのか今からワクテカですww
仮面ライダーキバ 第1話「運命・ウェイクアップ!」 第2話「組曲・親子のバイオリン」
第3話「英雄・パーフェクトハンター」 第4話「夢想・ワイルドブルー」
第5話「二重奏・ストーカーパニック」
う〜ん…ネットで噂を聞いてはいましたが、確かに
カブト以前の感じに戻っちゃってますなぁ。面白そうな要素も多いんだけど、なんかワクワクしない。むしろ始めの数話に限ればカブトの方が断然面白かった。まぁ始めが素晴らしい作品はえてして失速して、始めに我慢する作品は途中から良くなる事も多いんですけどね。その意味で
ゴーオンも少し懸念してはいるんですが…(
デカの前半と
ボウケンの後半がうまい具合に両立すると期待したい!)。
キバの持つ"クセ"が脚本から来てるのか監督・演出からなのかはイマイチ分かりませんが、要素がひとしきり出終わった後にそれが良い方に転がってモリモリ面白くなるのを期待したい所です。
剣も最初は我慢したけど、途中からはどんどん面白くなりましたしね。
しかしあの
過去と現在のザッピング、面白いけど切り替え描写が少し分かり難い…。あまり前情報を得てなかったんで、最初は何やってんのか良く分かりませんでしたよ
(^^;。しかもあのアイキャッチを使わずに切り替えてる時もあるし…。まぁそういう時でも画面内に年号を入れ込むようにとかはしてるみたいですけど。その他にも不満をあげつらえば「回毎の"観せたい筋立て"がピンと来ない」とか「キャラに感情移入し辛い(むしろ軽くムカつく奴多し)」とか、色々と
(^^;。そんなこんなも含めて、「複雑すぎる」とか「単純にしろ」なんて事を言う気は毛頭ありませんが、せめてもっと「明快」ではあって欲しい所です。
= = = = =
・仮面ライダー電王4月に“見納め映画”
うぬぅ…ホントに映画2本目来たー! とはいえ、流石にあの最終回の完結編とかじゃなくて完全に後日談っぽいですけどね〜。しかもキバとのコラボみたいだし。ともあれ、2度目の映画化は平成ライダーでは歴代初との事で、やはり凄い人気だったんですなあ。またいつかあんなライダーが作られる事を心底期待したいです。
■1月27日
from BLUE / 特撮
最近の仮面ライダー電王
第49話(最終回)「クライマックスは続くよどこまでも」
は・ず・れ・たァァァ〜〜〜〜っっっ!!!!! いやもう外れたっていうか、むしろすかされた
!!! こちらが深読みしまくった箇所はことごとくなんの言及もなかった! …いやまぁ、あと1話しかない時点でこうならざるを得ないって言うか、こうするのが正解ではあるんですが…
(^^;。だがしかし必要以上に深読みしたが故のこのやり場ない思いを、僕は一体どうすればイイんだ
!!?
何しろまず
結局カイが何者だったのかがまるで語られてない。何故カイの世界は消え人々がイマジン化したのか、何故『不完全な』特異点なのか、何がどうなればカイの時間に繋がるのか…。あの空に開けた穴もアレが一体何で、カイの時間に繋げる事とどんな関係があったのか。今回のは単に世界を滅ぼす為だったらしいけど、一年前のは時間を繋げる為ぽかったような…(つか、どちらも分岐点の鍵を殺すのが目的だったのか?)。今回
「記憶なんて憶えてなくても、時間なんて手に入る。これからが俺達の時間だァ…」とか言ってたけど、一年前の時は記憶ごと手に入れるつもりだったんだよね? 確か
「過去を手に入れたぞ!」とか言ってたし。あと、カイが最後に消えてしまったのも何故なんだ。何かのタイムリミットだったのか、記憶が完全に消えたのか、デスイマジンがやられたからか、時間を繋げる目が無くなったからか…。
ハナ関連もそうだ。なぜ良太郎はあの状況でカイにネタ明かしを
!? ってのはまぁ別にイイ(笑)としても、結局ハナルートの歴史って修復されてないんだよね? それとも良太郎が『忘れていた真実』を知った(「思い出した」という描写は無い)時点で、いつの間にか修復されたという事だったり? あの
新しい路線が繋がる映像も、事実なのか単なるイメージなのか判別つかないしなぁ。そもそも大人桜井が消えた時点でハナは産まれなくなる(けど特異点だから消えない)気もするし、でもこれから侑斗がやり直す時間の中で結局産まれるのかもしれないし、でも現在の歴史はそのようには変わってなさげだし…?
タロス達についても色々ある。●何故か前回から電車外でも実体化できてたのは、結局良太郎らと作った記憶が蓄積したから、って事なんだろうけど…ならなぜ同時に消えかかってもいたのか? ●
キン・
ウラ・
ジークの再登場方法は、時間ネタ的に『過去に置いて来た彼らがそのまま現在まで存在し続けた』の方が良かったんじゃ? 直前までルールを守って涙の別れをした直後に
「や〜、オーナーもいなかったんで」って! つか、前回もいなかったよ(笑)
!? 電王のノリだから許されたけど、そうでなかったら結構カオスだよねーこれ。●あと幾ら記憶がたまったからって、出自たる歴史ごと無くなっちゃったらやはり消えるのでは…ってのは流石に目をつぶるべき所ですよね
(^^;。そこは理論よりも燃え優先! とはいえ、ろくに思い出作ってないジークまで残れたのは一体…。まさか『既に契約によって実体化済みの個体だから』じゃないよなぁ?
でもってラストも ●今回中盤で壊れた世界(てか街の一部)が修復される描写があった方が良かったのでは? ってのは、一応いつも通り店に来る常連のシーンによって『完全に日常に戻った』事が示唆されてるのだから良し、という考えもあるとして… ●そもそも良太郎はデンライナーを降りなきゃいけないのか? 確かに元々そういう約束だった気もするけど、にしてはソレについて言及なさ過ぎだし、既に状況も変わってない? ●つか、それ以前にモモ達と別れる必要ってあるの? モモ達も残ってもイイじゃん? てか、ハナとモモ達はこれからデンライナーで何処へ行く気? ●そういや侑斗がゼロライナーに乗り続けてるって事は、つまり一年前の愛理&桜井の前に現れたのは最終回以降の侑斗…なのか?
更に言えば ●今回リュウが最初電車から出て来なくて『もしや別の役目を果たしに?』と思ったらただ怖がってただけで、しかもそれによってなんら盛り上がってないし ●いつの間にかモール以外のイマジンもウジャウジャいるし ●今まで電王では一度も無かった『攻撃を受けた事による変身状態離脱』がドサクサの内に発生してるし(それが可能なのなら第47話でキンが変身する時も良太郎からベルトを奪うのではなく戦いで外れたベルトを手にする方が良かったような…) ●なんか侑斗素手でイマジンと渡り合えてるし ●今まで全くその描写は無かったのにデネブも急に消滅の危機してるし ●愛理の子がハナだと判っても作中で何の感慨も無いし ●
「そっか、お前が邪魔したんだ」ってカイ、特異点による時間修復の事気付いてなかったの? てか修復と分岐の問題がごっちゃになってない…?? 等々、わだかまりが山盛り!
とはいえ…散々これだけツッコミ入れつつも、じゃあこの最終回が悪かったか? と言えば、悪くない…と言うか、
むしろ正しく最終回してるんですよね〜。タップリ全員で戦ってるし、ジークまで出て来るし、4つのフォームと6つのキメ台詞(内デネブと侑斗は初のWキメ!)もちゃんとこなしてるし、
チャーハン対決の決着はまさかの象徴的表現になったし、ラストは自転車と併走して全員とお別れして、キラリと空に消えてくデンライナーとか…もうこれ以上無く最終回してますもんね! 下手に尺に収まらない理屈をこね回すよりもこれらに集中したのはまさに英断。情報不足や矛盾が露呈しそうな所は(良い意味で)かなり上手く誤魔化してるし、これに文句つけたらそりゃ野暮ってものですよね。ですが…そもそも最終回周りのこの尺の短さ自体についてはちと恨み言を言いたい(笑)。尺があればもっとタップリ込められる情感もあった筈だし、
時間ネタに関してもほぼ全てを説明しきれるだけのポテンシャルはあった筈だと思うんですよね。
特異点という画期的(?)な設定によって、時間モノにありがちな矛盾やグダグダを極限まで排したまま最後までぶち上げられたかもしれない稀有な作品だったというのに…(ああ勿体無い)!
更に言わせてもらえば、情感云々については、そもそもその為に必要な一年をかけた積み重ね、蓄積が決定的に不足していたと言わざるを得ません。主人公が
ほとんど自分の意志で動かず憑依されて戦うキャラと言う時点でかなりその傾向は決してしまっていたとも言えますが、それでも関わった人達の想いや記憶の大切さ・かけがえの無さを見続ける事で育って来るものはあるでしょうし、特に
ライナーフォームが出て以降は戦闘時以外も含めて色々と自分の意志で動き始めるチャンスだったと思うのですが…。主人公に限らず『キャラを立てる(or描き分け)』という方向に注力してしまったせいか、その成長や変化についてはあまりこなせていなかった感があります。もし蓄積が上手くいっていれば、後半の良太郎vsモモやキンとウラの別離などはじっくり回想ショットを交えたりしてかなり盛り上げられたと思うのですが…。
まぁそもそも大抵の作品は、最終回付近になると急にケツカッチンになってしまう傾向があるわけですが…その意味で
リュウケンドーはまさに神作品でしたね。ラスボスを倒すだけでも2〜3話かけ、その後宿命のライバルとの決着に丸1話かけ、更に最後に相棒(変身アイテム)との別れに丸1話かけるという、有り得ない位のタップリさ! 設定やストーリーがシンプルで基本1話完結ベースな分蓄積も順当にたまってたし、あれは最終的に本当に満足できる作品でした。…それに比べれば、電王は設定が凝ってる上にキャラも限界近くまで多いという状況なので、その上で全てをこなし切るのは至難の技というか、むしろこっちはこっちでやはり神クラス並に上手くやり切った…と言わざるを得ないんですけどね
(^^;
観た後で外野がアレコレ言うのは簡単だ…というのは判った上で、でもそれでも、手の届く所にもう一段上はあった筈だ! と言いたくなってしまうのは視聴者の傲慢…なんでしょうね(苦笑)。でもそれだけ本当に好きで、面白がって観ていたんですよ。まぁネタやギミック中心ではなく、もっとキャラへの思い入れ中心で観ていたら…と言うかこんな深読み日記を書きながらでなければ、こんなに苦言めいた文にはならなかったと思うんですが
(^^;。ちょっと変な観方しちゃったかなぁ。
まとめ
そもそもこの『
電王』という一種奇跡的な作品は、それ以前のライダーの流れがあったからこそ出て来たものなんだろうと思います。毎回手を変え品を変えやって来た平成ライダーも『
剣』である意味やり切った感を迎え、『
響鬼』では“全然ライダーじゃない”方向へと向かい(元々『ライダー』としての企画ではなかったらしいし)期待させるものを持ちながらも結局何者にも成れず、その反動で『
カブト』ではある意味“ライダー”としての原点を目指し(『マスクドライダーシステム』の連呼、バイクの多用、“強い主人公”の復活etc...)最初はこれ以上無く期待させたもののやたらとかぶく一方で理やシリーズ構成を軽んじたため途中からもう何がなんだかに…。ちなみに、筆者がカブトを観終えた時に持った感想は『
カオス』の一言(笑)。最終回ではそのあまりの逝きっぷりに、むしろとてもサッパリした気分になったほどです(実話)。
この時点で、『ライダー』は一度極北に達してしまった…と言っても過言ではないでしょう。しかし、だからこそ電王はライダー云々ではない、本当の意味での“原点”に立ち戻って始められたのだと思います。そう…電王を一言で表すならそれは『
王道(キングライナー)』! きちんとキャラを立て、ゲストを交えて2話1エピソードのペースでちゃんとドラマを作る。フリありオチあり。笑いあり涙あり。ここぞの時には必ずキメ台詞を使う…等々。それら良い意味でのベタさと並んで、一瞬目を疑うほどの思い切りの良さの数々も実に効果的でした。ライダーなのに“
電車”、
昔話モチーフ、ライダーパスの投げ捨てetc.etc...。数多の奇抜さにも関わらず、響鬼→カブト を経たお陰で例年自分の中にあった
「こんなの『ライダー』じゃない!」という見方が完全に削げ落ちていた為に、全てを素直に受け入れられたのも幸いでした(笑)。
ある意味、この『思い切りの良さ』こそが電王の残した最大の遺産だ、とも言えるでしょう(ちなみにカブト最大の遺産は『キャストオフ』だと個人的に思ってますw)。…さて、次なる『
キバ』は果たしてどんな一言をひっさげ、何を残してくれるでしょうか? カブト以前の「かぶいた」ライダーの立役者・井上脚本がメインらしいだけに期待半分・不安半分ですが、一山越えた後のライダーはもはや不可逆的に何かが違うはずだ! と勝手に期待しつつ、またもや数時間後に迫った放映を心待ちにしますぜ!
最後に『電王』へ…。一年間、ありがとう! とても楽しかった!!!
■1月19日
from BLUE / 特撮
電王 考察の続き
…しかしうーむ、てっきりキン・ウラに続いてリュウ・モモも順次脱落していくと思ってたんですが…キンとウラだけ置いてかれてリュウとモモのそれが無いまま最終回になってしまうのは、モモはこないだの良太郎との一騎打ちが、リュウは更にその前のカイ絡みのいざこざが、既にキャラ的な〆になってたという事なのかな?
それにしても、その辺りを1人1話でわりとサラッと流しておいて、逆にオーナーのチャーハン対決を3話かけて最終回まで引っ張るとは思わなかったww …多分アレだ、そこまで引っ張ったという事は、恐らくこの対決は引き分けに終わるんではなかろうか? 即ち、勝負がつく寸前に世界の修復が始まってしまうのだとみた!
で、その修復の恐らくは後に、多分カイとデスイマジン(カイの体から出て来た奴)が融合・あるいはカイが記憶消失によりイマジン化して、そのイメージが暴走し、最後のバトルに雪崩れ込むんじゃないかと予想する。そして3つのライナーが共闘するんだが、まだ敵わない(ここでゼロライナーはやられる可能性アリ)。と…そこへハナの未来と共に復活したゼロライナーが駆けつける! そして大連結攻撃により見事勝利し、その後そのゼロライナーは、1年前の桜井と愛理に全てを教えに旅立つ…となるんじゃないかと。で、その時そのゼロライナーに乗ってるのは…多分、ハナなんじゃないかなぁ? 今までの過去の愛理とのやり取りからして、良太郎や侑斗じゃなさそうだし。自分達の子供が未来から来て説明すればそりゃ信じるでしょうしねw
更に考えると、もしかしたらその時モモ達も同行して、そのままお腹の子と契約してしまう…なんて可能性もあるかもしれない。そして無限ループへ…! そう、だから次回のサブタイトルが『
クライマックは続くよどこまでも』なんだよ! ………。いや、多分違いますね、きっと
(^^; 恐らくこのサブタイトルの意味する所は
「未来はどこまでも続いている」みたいな感じじゃないかと。
多分、何らかの形でタロス達とは再び巡り会えるのだろうと思いますが…むしろ気になるのはデネブと侑斗の方です。何故か今までこの2人にも別れが訪れるだろう事には全く触れられてませんでしたし、逆に別れはこの2人にだけもたらされる、という可能性もありそう。なんか次回予告でも侑斗がゼロライナーの中で独りで飯食ってたみたいだしねw あれ…でもそういうシーンがあるって事は、ゼロライナーは破壊されないどころか、事が終わった後も侑斗が乗り続けてるって事か? 歴史の整合性的には、侑斗のゼロノスになって以降の記憶は消されて、元の生活に戻りそうな気もするけど…どうなるんだろ?
まぁいいや…あとはもう頭空っぽにしてとにかく観るのみ! う〜ん、明日が楽しみだァ
!!!(^^
■1月18日
from BLUE / 特撮
最近の仮面ライダー電王
第48話「ウラ腹な別れ…」
えぇぇぇぇ〜っ
!!! 次回がもう最終回
!? …って既に判っていた筈なんだけど、正直これが今回を観終わった直後の感想。いやいや、あと2回か3回位はあるんじゃないの? 流れ的に考えて! そもそも、まだ大人桜井ともまともに対峙してないのに! うーん…ひょっとしてTVでは完全に終わらなくて、その後DVDとか春休みの映画とかで完結させるんじゃないかとかマジで考えてしまった。それ位の人気はあったんじゃないか…ってまぁ、流石にその展開はないかな
(^^;
「判ったよ…そろそろ僕もそっちに戻ろうか」 「あのカイに信用されてるってだけの事はあるな」…ん? ウラってマジで最初はスパイとして入り込んだのか…?? いやいや、これはイマジン達をそういう風に騙したって事ですよな。一瞬混乱してしまったぜ
(^^; しっかしカイがモールイマジンが大量発生させた時はオイオイどうなるんだ〜とか思ったけど、いざこうして見ると数だけであんまり強くないというか、意外に緊迫感が無いですなww
ところで今回、1月9日に不時着してたのはあれ、チケット無しだよね? 少し前に
「オーナーが許さない」とか言ってたけど、やろうと思えば出来るのか。しかも特にペナルティは無し?
良太郎の記憶が欠けたのって、上着はがれて寒空の下に放置されたからじゃないよねww 自分に対して超酷い扱い。関係ないけど、侑斗にはイマジンの気配って判るのか? 病院の外にいるイマジンに感付いてたけど。デネブにも判らないのに…ってデネブが鈍すぎるのか(笑)?
あれぇぇ、カイっていつでも空間のアレ開けられたんだ…
!? てっきり何か条件が揃わないと出来ないのかと。しかも状況的に見て、どうもあの穴は時間の接続とかそんなんじゃないような気もしますね。いや、でもカイの基本能力は記憶の扉を開ける事なんだから、やっぱりそれ系の力な気も…。果たしてアレは記憶を手に入れる力なのか、それとも世界を壊す力なのか?
よぉぉ──っし、読みは結構当たった!
「なんだアレ…分岐点の鍵なのに鍵じゃない!?」 「イマジンから赤ちゃんを隠せるのよ。そうしなければイマジンは何度も何度も襲って来る…」から見て、恐らく鍵なのは愛理ではなくその子供だ! そしてその子供はやはり特異点だった! 更には、記憶の欠けた良太郎によって修復された世界だから赤ん坊がいなくなっている、というのもビンゴ! そして案の定、その記憶の削除はゼロノスカードによって行われた…
!!!
…しかし今回、また新たな謎がひとつ発生しましたな。即ち、何故モモ達はデンライナーから出ても実体化できたのか? 考えられるのは
(1)いつの間にか契約した。
(2)機が熟した(状況が進んだ、あるいはモモ達の記憶がたまった)。
(3)この時間だから。
辺りだが、ここで
(1)と
(3)の折衷案が頭を掠める。そう…この時間には他に無いものがひとつある。愛理のお腹の中の子だ。つまり、モモ達は本当はその子供と契約していたのではないか
!? …そう言えばこれとよく似た契約をしていたジークは、自分が誰と契約したのかをよく憶えていなかった。ならばモモ達にその記憶が無くても不思議は無い。二重契約の点も、やはりジークの時のように相手が特異点である良太郎ならば可能なのだろう。
…だが思い返すと
キンだけは良太郎の前にも別の人間に憑依していたわけで…キンだけは出自が違う可能性がある。だから展開上、過去に置いていかれたのかも? こうなると
ウラだけは元々時の中を彷徨っていたというのも気になるが…今回電車の外でも実体化してたんだから、やはり愛理の子と契約はしてるのか。あとはリュウが愛理を
「お姉ちゃん」と呼ぶのも気になるけど…コレは
「お母さん」の転訛か? それとも、良太郎と何か関係が?
…ところで、時間の修復は
特異点+ゼロライナーのセーブ機能で行われるのではないか、という予想はどうも外れみたいですね
(^^; でもそれなら、何もしなくても全ては自動で修復されるような…。てか、結局良太郎の記憶に無いものは修復されないわけなんだから、修復ったってかなり範囲が限定されるのでは? …うーん、ここは突っ込むだけ野暮なのかな(笑)。
さて、次回はいよいよ最終回…! おそらく良太郎の記憶が(伝聞情報を得るとかではなく本当に)甦る事によって本来あるべき歴史へと世界が修復されるのではないだろうか。そしてタロス達とは再会できるのか? 大人桜井はちゃんと出て来るのか? ハナは元の歳に戻るのか? カイはどうなるのか? あと数日で全てが明かされる…(もしDVDor映画で完結、でなければ)
!!!
■1月13日
from BLUE / 特撮
最近の仮面ライダー電王
第47話「俺の最期にお前が泣いた」
…まずは! 祝☆愛理妊娠説ビンゴォォォっ
!!! …って言っても来週の話ですが!(笑) 次回予告での断片的な情報なので、他に何が当たるのかまだ全くわかりません〜。ちくしょう、じらしやがるぜ。しかし、どうも次回は良太郎が過去の自分と対話するっぽいですな。時間移動が題材の作品の割には意外にも初めての展開? ともかく、いよいよ話は最核心へ突入!
「誰かの記憶がなきゃ存在する事も出来ないくせに」 「それもお前がろくでもない特異点だからだ」 「この時間を手に入れるって事は、この時間の人間の記憶を手に入れるって事だ。記憶をとってお前らのものに出来るんだよ。お前らがようやくこの世界に存在できるってわけだ」 ふむふむ、なるほど…なんとなく読めて来たぞ!(ホントか?)
恐らくカイの時間は
2007年1月の事件(つまりカイ自身が起こした事)によってではなく、もっと先の時間で何らかの理由(これもカイが原因?)によって消滅したのだ。だが、本来なら特異点であるカイが存在すれば時間は修復されるはずだった。しかし…カイにはまともに記憶を維持できないという欠陥があった為に、時間は修復されなかった! そして時からこぼれ落ちた人々の記憶も失われてイマジンになり、記憶と過去を手に入れる為に大挙して過去へと…。
…え〜と、なんか違うような?(汗) それだとなんで分岐にこだわるのかとか、ハナの時間との関係とかも良く判らん事になるし…(まさかハナとカイの時間は同じ、なんて事ないよな?)。うーむ、ここまで来てまだ読み切れないとは悔しいのうwww しかしカイは
「なんでお前みたいなのが分岐点の鍵なんだ?」とか言ってるけど、そもそもなんで良太郎の記憶を覗いて愛理が鍵だと判ったんだ? その理由みたいなものを見たんじゃないの? てか、良太郎が忘れてる過去も見れるのか? まぁ、理由は見たけどもう忘れた、ってのも有り得そうだけど(笑)。
ところで
!?あの
ビル崩壊現象って、過去に影響を受けない特異点だから見えるものなんですかね? 普通の人間の記憶は変わった方の歴史をなぞり直してるはずだし…って、そういや特異点じゃない侑斗にも見えてるじゃん(笑)。話は変わって、カイもあの
チケット持ってんのねー。まあピアノマンも持ってたわけだし、誰かから貰わなくても何らかの経緯で持てるものなのかも?
他にも
キン話についてとか色々書きたいんだけど…時間が無いのでそれは次回にでも。てか、あと数時間で次回の放映始まるんですけどww 今度はウラの裏切りかあ…。そういや予告だとなんか
ウラの声がいつもと違うような気がしたんだけど、気のせいかな? まさか偽者?(笑)
■2008年1月4日
from BLUE / 特撮
仮面ライダー電王 考察の続きの続き
…う〜む、前回・前々回とアレだけ書いておいてなんだけど、何かとても肝心な所を考察できていないような気がする。それこそ、そこの真相如何によっては今までの考察全部が180度ひっくり返ってしまいかねないような何かが…。
そもそもカイが起こしたあの大破壊の直接的な目的は破壊自体だったのか、それともカイの未来との時間結合だったのか? カイはいつから桜井が分岐点の鍵だと思っていたのか? カイは時の列車も無しにどうやって2007年に来たのか?(イマジンだけなら誰かの記憶を辿って来たのかもだが…) カイに時間があまり残されてないっぽいのは、ある時間以降になってしまうともう分岐に影響を与えられなくなるからか、それとも記憶がなくなってイマジン化してしまうからか、はたまた元々カイがいた時間にもう追いついてしまうからなのか?(この場合、ハナもカイも愛理の子供、という説はなくなるが…) そもそも、カイの未来は何故イマジンの世界になったのか?
桜井はいつ過去の自分に戦いを託したのか? 先日現れて変身した桜井はその前と後どちらの桜井か? 後のだとしたら、何故ベルトやバイクを持っているのか? 2セット存在していたのか? それとも返してもらった後なのか? 前記事の説が正しいとしたら、どうやって一時的に過去に存在する能力を得たのか? 元々持ってたのか?
ハナが愛理の娘なのは十中八九間違いないだろう。かつて
「自分がいた未来はイマジンによって過去を変えられた事で消えた」と言ってた事とも矛盾しないし。が…だったら何故愛理を見て親だと気付かないんだろう? そもそもハナの苗字って? そういえば、何故ハナは自分が電王にならなかったんだろう。死ぬほどイマジンが嫌いなのに、電王はプラットフォームのままだと弱いから? それとも、元々良太郎用に作られた物なので他の人には使えなかったとか?
…とまあ、ざっと思い返しただけでも問題点山積。むう…本当に今までの全てを説明する真実は存在するのか? するんだろうなぁ(笑) この時点で読み切れないのは一寸悔しいけど、こうなったらもう最期にどれほどの勢いで膝を打たせてもらえるのかをとくと楽しみにするしかないですな! って結局それかい! あ、それはそれとして
あけましておめでとうございます!!!(え〜