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第88話 変態せよ!エロハマン 1989年11月25日放映
今日、この日…一部の人類が夢見てやまぬものがついに開発された。ハッシー三大悲願の一つ、『女子高生になる薬』がそれだ(後の二つは『女子中学生になる薬』と『女子小学生になる薬』である)。
さっそく飲んだハッシー、やるこたひとつ。女子校潜入を働き、正しき女子高ライフを満喫せんともくろんだ!まずは女子トイレに入り、更衣室にも堂々潜入。共に着替え、太股の森の中で体育を楽しんだばかりか貧血で保健室に運ばれた!真に正しき表ライフを演じた後はスケ番グループにも参入、女番長に「お姉サマー♥」としつこくまとわりつき殴る踏まれるの裏ライフも忘れなかった。 そんな「ハッシーし放題」の情報を得たアロハマン、何の躊躇もなく女子校に突入!校内狭しと性戯の大活躍を披露した!校内を徘徊する三匹の獣…。当然校内は大混乱のズンドコとなる。だが全校生徒が決起団結・とうとうアロハ三人は校庭の真ん中に追い詰められ、今や殴る・蹴られる・投石・罵倒・その他ありとあらゆる攻撃にさらされていた。 完全に逃げ場をなくした彼らの心は殻の中に閉じこもってしまい、いかなる言葉も痛みも彼らの魂に届かなくなってしまった。 * コマーシャル * 今…彼らの中では劇的な変化がひそやかに進行していた。彼らの生命は新たな環境に適応すべく、自らを作り替えていったのだ。 彼らはいかなる誹謗中傷にも耐え得る究極の生命体…人間のそれと9 5%同じ遺伝子を持ちながら全く別の生態を持つものへと生まれ変わったのである。殻に閉じこもっていたのは、変態を遂げるために必要なサナギの季節だったのだ。今や人間以上ケダモノ未満と化した彼らにとって、女子高生の常人なら死にたくなるような精神攻撃や物理攻撃ももはや快感のタネでしかなかった! 「もっといぢめて…ぶってぶってええぇん♥」と、逆に女子高生を追いかけ回すたのもしさ。今や形勢は完全に逆転していた。 同じ頃、当のハッシーはと言えばブルマー集めに余念がない。今や空となった校舎の教室を巡回し、手慣れた手つきで上物ブルマーを厳選徴収していた。特製大風呂敷一杯のブルマーを抱え、幸せいっぱいのハッシー。だが新生アロハマンは前人未踏の超感覚をも獲得していた。 「三時方向に高ブルマー反応キャッチ!」 ブルマーを多数集めた事がかえって仇となり、次第に追い詰められるハッシー。ついに屋上で進退極まった時、しかし彼の目は妙に澄んでいた。少年は自分の手には入らないものがある事を知ったのだ。 「お前等に渡すくらいなら…!」 風呂敷一杯のブルマーを無限の大空へと解放するハッシー。一陣の風をとらえたブルマーを追って、アロハ三人も天空へと飛翔した… * * 気が付いた時には、三人は魚光に戻っていた。巷では天空にブルマーを追う三体の謎の生物の目撃談がしばらく行き交っていた。 なおその日、警察は女子高生だと名乗る男を拘留。その後の尋問にも年令・職業・特技とも「女子高生」の一点張り。 |
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