前回の失敗により万策尽き果て（金も尽き果て）とうとう黒魔術にまで手を付けるマグワイヤー。見よう見真似の儀式が成功し、ついに悪魔と独占契約を結んだ。その悪魔、人の心の弱さに付け込むのが大の得意で、新興宗教を起こしてたちまちのし上がり、信者から金を巻き上げていった。
　さあ、アロハマン、出動だ!!
　三人は信者のフリをして内部に潜入（ブラックは主に女子更衣室に潜入）。信者たちの熱狂ぶりは、まるで何かに洗脳されているかのようだ。悪魔教祖の演説は弁舌巧みに人心を掴んでゆく。さらに詳しく調べるために夜更けに神殿に忍び込む三人。待っていた教祖、しかも側近はマグワイヤーだ。教祖は強力な精神攻撃によって、三人のトラウマをほじくり返し始めた！もがき苦しむ三人。信者になれば救われるぞと説かれ、まずブラックが、続いてブルーまでもが教祖に膝まづいてしまう！しかし、長年存在意義の無さに耐えてきた原の意志は強靭だった。
「お前のような奴を、俺は許さん！」
　原はカノンにセルフタイマーで乗り込んだ。
教「バカめ、俺がよけないとでも…!?」だがしかし、ブルーとブラックが教祖に泣いてすがりつき、教祖の足を止めてしまった！
青黒「救って下せえ〜」　教「やめろ、はなせ、おい」
　発射されるカノン。見事消滅する悪魔。
「原の存在意義の無さには悪魔でさえ耐えられなかったか…」
　真に恐るべきは原かもしれない。
　地獄を見てきた男、原。そして勿論、これからも…。
　…しかし事件はそれで終わってはいなかった。そう、マグワイヤーは宗教で儲けた金をそっくりそのまま持ち逃げしていたのだ！