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゚~†≡『石巻旅行記』≡†~゚ 〜アロハ3人 ごゆるり☆東北見聞録!〜 ≡ 1 ・ 2 ・ 3 ≡ 3日日 8/29 心はいつも青空
…遂に今日が最終日だ。前2日は結局市内探索と萬画館、そして3度の友福丸三昧で終わってしまった。 舌では『魚の町』をたっぷり味わえたが、目で確かめるには至っていない。 そんなわけで、今日は帰る前に石巻漁港へ行く事に決めた。 道中集めた情報によるとこの石巻漁港、どうも『売り』が無いらしい…。 なんだよ、ダメじゃん!かと言うとさにあらず。 年中美味しい物があり過ぎて、『売り』の季節やモノを1つに絞れないらしいのだ! つまり『いつ行っても外れ無し』と言う事なんですよ奥さん、チョイト! ホテルから車で数分。目的の漁港はすぐにその姿を現した。…でかい、でかいよ。 ブラックが今まで見た有名漁港(2、3ヵ所)の中でも一番のでかさなんだってさ。 こりゃあなんでも揃いそうだ! 売り場に入れば、先日食べたホヤや旬のサンマ、カツオ、トビウオ、あと当然ウニも…。 鯖も美味しいらしい。あぁっ、イカも旨そうだ…! 黒「キャッホー、眼福眼福ぅ!」 光物大好きなブラックは垂涎しまくりである。 だが悲しいかな、電車旅の我々はおいそれと買って帰るわけにもいかない。 ならば胃袋におさめて帰ろう、という事になって 漁港内にある一般人も食べられる食堂へとおじゃました。 …なんか結局、3日間とも海鮮食い倒れのような…? 入ってみると、食堂の中は結構繁盛している。 リーダーはマグロ定食、ブルーはマグロステーキ定食、ブラックは煮付け定食を頼んだ。 どれもボリュームが凄い。おばちゃん曰く、マグロステーキなどは350gもあるらしい。 煮付けもでかいが、惜しむらくは作り立てで今ひとつ味がしみていなかった。 でも美味いぞ! 食べている最中、ふとおばちゃんの運ぶエビフライ定食が目に入る。 黒「なっ…なんだアレは!!??」 太い…!太いよ!!まるで太巻きの如きエビフライが、デンと2本も皿の上に! …一体、どんなエビを使ってるんだ!? 黒「うわあぁぁぁ、食いてぇぇぇっ!…いつか、絶対リベンジしに来てやるッ!!」 そんなこんなで、またもや腹一杯になって漁港へ戻る。 うーん、やはり何か買って帰りたい…。 青「トビウオの塩焼きも良さそうだな…。よし、トビウオにしよう!」 結局ブラックはイカとトビウオ、ブルーもトビウオ、リーダーは塩辛の瓶詰めを買った。 ちと発砲スチロールの箱がでかいが、まぁ気にしない。 それぞれ購入を済ませ、駅へと向かう。…もう、この町ともお別れだ。 今となっては見慣れたこの駅を去るのは寂しい。 が、ちょうど時間もよく仙台行きの電車が来ていたので飛び乗る。 別れを惜しむ間もない。ダメダメだねぇ。 今度は始発駅なのでゆっくりと座れる。再びブルーとブラックは夢の世界へ…。 だがリーダーはカメラ片手にまた引っ切り無しに徘徊していたようだ。 黒「そのマメさを食事の時にも発揮してくれぇぇ〜」 あんだけ食い倒れたのに、全然料理の写真撮ってないじゃんか! …ま、でもリーダーは風景写真が好きな人だから仕方なし。 つーか、カメラの不調で1枚も撮れなかったブラックが言える立場ではないのだ。 ![]() 仙台到着〜。だが仙石線で頭部に光を浴びてたせいで、ブラックが頭痛を訴え始めた。 ちゃんと遮光布も降ろしてたんだけどなあ。普段日光浴びてないからか。 体力激減したブラックは荷物を宅急便で送り、特急の時間まで 駅ビル内の喫茶店でアイスティーを飲みながら休む事にした。 その間、リーダーとブルーは当初の計画通り『仙台萌えロード』の探索へと向かう。 …確か今年6月頃の河北新報のニュースで、現在仙台が萌えの聖地化していて オタクショップの集まった『萌えロード』があるみたいな記事を見たのだが、 出発前に調べたらその時のリンク先はもう切れていて 結局何も判らないまま仙台市街を当ても無く彷徨い探す事となった。 つくづくいい加減な旅行である。 ![]() 赤「うーむ、やっぱり仙台はでかいなァ…」 リーダーはかつて自転車旅行(あの轟天号でだ!)の途中仙台を訪れた事があるのだが、 その時同じ県庁所在地なのに水戸とは全く違うその街並みにひどく驚いたらしい。 人口もさる事ながら、水戸の場合は国道に沿って市街が細く伸びているので 2次元的に広がった此処はそれだけで広大に感じるのだ。 ![]() とりあえずアニメイトを見付けた。 でもなんか、思いっきり市場っぽい所なんですけど…。ま、まさかここが萌えロード? 一応アニメイトに入ってみる。おお、結構ちゃんとしてますよ。 実はリーダーは探している同人ゲームがあったのだが、流石にここには無かった。 しかし同じフロアにあるフィギュアの店(これがまたかなりの品揃え!)で いい小物を見付けたらしく1ヶ購入。ブルーはガチャを2回やった。 時間が無いので急ぎ足で道の延長を探してみる。 …他に萌えショップらしきものなんて無いぞ。 と思ったら、電柱に『らしんばん』の案内を発見! それに従って行ったら、なんと大通りを横切った更に向こうの奥に店があった。 うーむ、確かに同じ道の延長上ではあるけどさあ… もうかなりケツカッチンなので、ちょっと覗いただけですぐに出て駅へと向かう。 結局それらしい店は2つしか見付からなかった。 …後日件のページのキャッシュを探し当てたのだが、そこには『萌えロード』なる言葉は 何処にも有りませんでした。…あ、あれ?ひょっとして妄想だった!? ■“萌え”ショップ集中 JR仙台駅前「聖地」化(キャッシュ) 再び合流して、駅構内で仙台名物牛タンを土産に買う。 本当はちゃんと店で食べたかったのだが(ホント食い気ばっかだなァ)、 さすがにそこまでの時間は取れなかった。 ところで、仙台の牛タンと言えばやはりコレ↓ですね。 ■牛タンイメージソング「大好き!牛タンタン」 http://www.bh-net.co.jp/pages/gyu/cd.html ![]() その後、スーパーひたちの待つホームへと向かう。 始発駅とはいえ仙台から暫くは4両編成、内自由席は2両だけ。 座れない事は無いだろうが、ボックスで確保できるか判らないので結構早めに並ぶ。 この辺、ブラックはかなりの心配性である。 結果杞憂ではあったが、ホームで駅弁(旅気分には欠かせないよネ!)も買えたし やっぱ早目の行動は余裕があっていいよね。 車内では最後の旅気分を満喫する為、ブルーの持って来たトランプをする。 つっても車内で出来るのはババ抜き系くらいだけど。 しかし、トランプなんてするのすっげぇ久しぶりだなぁ〜。 数回プレイした後、今度はブラックが仕事中によくやるゲームを始める。 『お題を決め、順番にそのお題に合った物を上げていく』… 色々とバリエーションはあるが、要はネタが尽きたら負けの知識ゲームだ。 ブラックが仕事中にやるお題はもっぱらオタク系が多い。 『連邦軍MSの名前』とか『濁点が入る男の子番組』、『神谷明担当キャラ』等々…。 で、今回は『タツノコアニメ作品』『変身しない普通の女の子アニメ』等辺りをいってみた。 最後は大抵、ブルーとブラックの一騎打ちになる。 こういうのはえてして負けてから色々と思い付くものなので、 リーダーが悔しそぅ〜にしているのが印象的だった。つーか負けた後に口出し過ぎ。 ゲームは結構盛り上がったのだが、電車内でアニメ作品名をガンガン連呼する 男3人組ってのは、はたから見てどうだったんだろうか。(まぁキモイわな〜) そんなこんなで、時間はあっという間に過ぎて電車は水戸へ…。 ここでリーダーとブルーは別れて下車。 お疲れ様でした。楽しかったね。 また旅行に行きましょう〜。 【おまけ】 その後ブラックが池袋の東武東上線ホームに向かうと、改札前に人だかりが…。 なんだか嫌な予感がする。的中。 どうも鶴瀬で事故があり、電車が大幅に遅れているらしい。 実はブラックは、普段からよく事故によるダイヤの乱れに遭遇する。 今回旅行中に起きなくて良かった…、と胸をなでおろすブラックだった。 【後日譚】 ――翌日の夜、ブルーは件のトビウオを持ってリーダーの部屋にお邪魔した。 リーダーの所にはグリル付きのコンロがあるので使わせてもらおうという寸法だ。 このトビウオが結構立派な物で、頭と尾を切り離してようやくグリルに入るサイズだ。 ワタ抜きして塩をまぶした物をのせ、点火!ところが… 最初は着いていたのに何故か途中で火が消え、ウンともスンとも言わなくなった。 赤「あー、もう何年も使ってないからなァ」 …そういう問題か? ともかく焦げ目だけは着いたので、続きは電子レンジで5分ほど熱を通して 『包丁人味平』よろしく「これでも焼いたとは言えねェかい!」とうそぶいてみる。 これが奏効し、とても美味しくいただけました。 やべェ、大根おろしが欲しい。ビールがメチャ旨いぞ。 ![]() トビウオがきれいに片付いたのでお次はリーダーが買った塩辛を開ける。 と…こいつが予想外に旨い! 甘過ぎず辛過ぎず、コクがあるのにしつこくなくて、歯応えがこりこりと気持ち良いのだ! あんまり肴に丁度良いので、ついつい追加のビールやら 飲まずに持ち帰った酒まで一気に開けてしまった。 ![]() 新鮮が売りの漁港で瓶詰めを買うなんて…、と思っていたが ある意味一番の拾い物だったやもしれません。流石リーダー、グッジョブ! こっちでも売ってないかなぁ。 …ふぅぅ、満足、満足。これはいい旅のシメになっ・・・・ 赤「…オイ、そういえばトビウオの写真、撮ってないぞ?」 青「ああっ…しまった!食べるのに夢中ですっかり忘れてたァ〜!!」 ――結局、最後の最後まで食い意地の張った連中なのであった。 おわり 【追伸】 ![]() あとこれ、萬画館で買った『ロボコン☆ボコケーキ』。 中にクリームが入った一口カップケーキみたいなので、甘過ぎなくて美味しい。 大家さんのお土産にしたら喜ばれました。 |
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