真っ先に口を開いたのはブラックだった。
黒「乗る！…いや、乗せてくれ！」
　慌てて押さえるブルーと原。
原「待て、金は借りればすむ。それより…」
青「いやしかし、借金は既にクビが回らん程だが」
黒「ほら見ろ、背に腹はかえられん。長官には黙っときゃいいんだ」
原「けど、いくら黙ってても長官には分かると思わんか？」
黒「……」
青「いや、それより奴らを倒した方が、金一封が貰えるかも」
原「金一封なんてたいした事ないだろ」
青「いや、だからさ、スーパーの店長からもお礼とか言って食べ物くれるかも…」
黒「…肉だな!?肉!!」てな調子で一致団結する三人。
三人「正義は決して悪なんかには屈しない！」
　会話は筒抜けだったが、構わず戦う三人。さんざん暴れた挙げ句、とうとうカノンを撃ってしまう。店内はメチャクチャ。礼は無し。がっくりする三人。しかしもっと切実なる三悪はついに家賃が払えず三ヵ月滞納、とうとう差し押えられ、部屋を追い出されてしまった。
　どうするどうなるマグワイヤー！果たして彼らに行き場はあるのか!?