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ALOHAMAN IN ETERNAL SUMMER
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第26話
いきなりゴウカンマー
1988年9月24日放映


 最近、夜な夜な強姦魔が出没する。折しもブラックの服に破いた跡が見つかった。考えてみると、今までの犯行時間にはブラックにアリバイがない。いつもその時間になるとこっそり出掛けているのである。不審に思った二人は、今晩もこっそりと出掛けて行くブラックを尾行してみる事にした。しかし、途中で見失う。その時、向こうから女の悲鳴が!
 まさか本当にブラックが!?一も二もなく現場に駆け付けてみると、今しも女が襲われている。しかし、暗がりの為犯人の顔は判別出来ない。二人がかりで飛びかかったが、すんでの所で逃げられる。
 だが、犯人の逃走路上に人影が!誰であろう、その男こそ…
「…ブラック!」
 ブラックはあっという間に犯人を殴り飛ばした。かなわぬと見て反対方向に走る犯人だったが、そちら側にはブルーと原が。結局ボコボコにされ、お縄を頂戴する犯人。実はブラックは、最近毎晩公園にいる捨て猫達に餌を与えていたのであった。
「うちのアパートじゃ、飼えないからな」
 服の引っ掛き傷はそのせいだったのである。
「ブラック、疑ったりして悪かった」
 すまなそうに右手を差し出すブルーと原。
「いいってことよ」 と握手で許すブラックの顔は、男であった。
 だが、救けられた女が礼を言うなり、だらりと歪む。
「いや、いいんですよ。それより、その代わりといっちゃあなんですけれど、ボクと…」
 覆いかぶさる様に近付くブラック。
「きゃああああーっ!」
 女はブラックの股間を蹴り上げ、そのまま一目散に逃げ去っていった。

 5分後、魚光アパートの一室でソーヤがいつもの強化戦闘服に身を固めていた。
「あれ?その服クリーニングに出すんじゃなかったんですか?」
「いいや、やっぱり強化スーツなしでは最近物騒なんでなあ……」


 
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