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第36話 ああハッシー…人生これ即ち受難の日々 1988年12月3日放映
今回、いきなりやられるマグワイヤー。ソーヤに罵倒されるハッシー。
「毎日毎日やられるのはお前がろくな怪人を作らんからだ!バツとして晩飯は抜き!」 ショックを受けて夜の街を徘徊するハッシー。 (…思えば、俺の人生はこんなのばっかりだったなあ…) まざまざと心に浮かぶトラウマの数々。幼稚園の頃、みよちゃんに振られ、小一の時は、みきちゃんに振られた。小二の時、いじめっ子のタカシにパンツを脱がされた。小三の時、恵美ちゃんに振られた。小四の時、クラス会の発表では緊張をして何も言えなくなってしまった。小五の時、里佳ちゃんにふられた。小六の時、修学旅行で迷子になった。中一の時、不良グループにカツアゲされた。中二の時、絵里ちゃんに振られた。中三の時、授業中大便しにいったのがバレた。高一の時、綾ちゃんに振られた。高二の時、修学旅行で女子の風呂を覗いたのがバレた。高三の時、舞ちゃんに告白したら聞き取れないと言われた(しかもその上に彼氏がいた)。二浪して大学に入ってからは、コンパの度に酔って暴れまくったり抱きついたりした上、道の真ん中で寝たりして、いつもヒンシュクを買いまくってた。 単位も殆ど取れないままに中退し、趣味の研究に没頭していた自分をたまたまソーヤが知ってマグワイヤーに入らないかと誘ってくれた。嬉しかった。就職も出来ずにいた自分でも、何かの役に立てるんだ、と思って泣いた。しかし待っていたのは苦労とビンボーの日々だった…。 (…けど、やめるって気にはならないんだよな……) 座り込んだ路地の片隅で、ハッシーは静かに星を見上げた。 それでもやはり、自分の居場所はあそこにしかない。 マグワイヤーの幹部、Dr.ハッシーでいる時の自分こそが人生の中で一番輝いているのだから。 かくてアイデンティティーを再構築したハッシーは、魚光を目指して夜の街を後にした。 所詮は、血塗られた道なのだろうか……。 |
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