TOP > 閲覧順路 > 第4部目次 > 各話 |
◆ | ◆ | |
第95話 マグワイヤー コンコンチキ号漂流記 1990年1月13日放映
貨物船で一路台湾へと向かうマグワイヤー。だが案の定密航がばれ、到着次第日本に強制送還される事になった。
それでは破滅だと一計を案じ、こっそり乗組員を改造して代わりに日本に帰ってもらい、待ち受ける地獄を全て肩代わりしてもらう作戦に出た。 汽笛を響かせ、『偽マグワイヤー』を乗せて出港する船を感無量の面持ちで見送る元祖マグワイヤー。ありがとう、と涙を噛みしめながら再出発を決意する。 「我々は一度、死んだんだ…これからは表の世界で生きてゆこう!」 彼らの再出発 それは香港で映画スターになる事だった。長く苦しい下積みに耐え、汗と涙と苦労の末に、特異なキャラクターが幸いし、とうとう国際的大作の悪役の座を手に入れた!!…と同時に日本からの借金取り軍団来襲!再び夜逃げを余儀なくされる。 「何故だ!?『偽』が身代わりになった筈なのに!」 実はダミー怪人を作る際、自分達のささやかな願望を大いに取り入れてしまい、オリジナルとは似ても似つかぬ美形集団が出来ていた為にこのような事となった。お目目パッチリむちむちソーヤ、健康的若さ溢れるさわやかハッシー、&あろうことか切れ長の瞳でバラを背負ったモリッター(しかもいい声で鳴く)など、すでにマグワイヤーの面影はかけらもない。かくして『偽』はノーチェックのまま税関を通過していたのだった。 再び貨物船に密航する本家。今度こそ誰にも見つかりそうもない南洋の小島で王様になろうなどと企み、そろそろ太平洋のド真ん中だと思われる辺りで救命ボートを奪って脱出。近くの小島へと向かおうとするが、周囲には島影一つなかった(計画性ゼロ)。 彼らは幾日も海流に流された挙げ句、やっとで一つの島に辿り着く。…よく見るとそこはイースター島だった。ハッシーが何やら離れた所にボートをひっぱってゆく。 「?」見ると、海岸に立つ『七人の王子』に綱をくくり始めた。 ハ「・・・モアイ綱…なんちゃって」 ソ「アロハレッドか、お前は!」 水と食料を調達して戻ってみると、綱が解けてボートは流されていた。 ソ「だからバチがあたったんだーッ!」 途方にくれるマグワイヤー。ふとハッシーがモアイを見上げて呟く。ハ「モアイって…売れませんかね」ソ「全然懲りとらんな、お前…」 だが金がないのもまた事実だ。さっそくモアイを一体掘りだす三悪 (どこで売るんだ?)、しかしモアイのアゴは長かった!! 「うっっっきゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!」 慌てて埋めるソーヤとハッシー、ついでにモリッターも一緒に埋めた(似てたので)!5秒でイカダを作り、命からがら島を逃げだす(でも気が付くときちんとモリッターはイカダにのってた)。 再び放浪者となるマグワイヤー。 ソ「我々は一体…どこへ向かっているんだ…?」 ハ「確か南米に着く筈ですよ。ホラ、昔ある探検家が…」 ソ「それって…南米からイースター島へ行ったんじゃなかったか!?」 あてどなく海流に流されゆく三悪。今は世界の果てが滝でないことを祈るばかりであった。 |
||
◆ | ◆ |
TOP > 閲覧順路 > 第4部目次 > 各話 |