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ALOHAMAN IN ETERNAL SUMMER
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第97話
マカデミアン・ガッツ!オアフの浜辺に燃えろ
1990年1月27日放映


 とりあえずハワイ本島に渡った三悪。早速悪さを働こうとするが、怪人抜きでは何も出来ない(みんな銃持ってるしィ)。
 だがその代わり、地元の人はマグワイヤーといえども同じ人間としてひどく親切にしてくれる。自由の国アメリカでは、彼らでさえもちょっちアブノーマルなだけの普通の人間なのだ。
 人の情けが心にしみたマグワイヤー。最初は怪人制作費の為に働き始めたのだが、彼等の心の凍土(ツンドラ)は徐々に解け始めた。
 やがて、それなりの借金は抱えつつも自前の農場『日本農園』を経営できるまでになったマグワイヤー。彼等は今、まっとうな幸せを噛みしめていた。
 このまま、ここに骨を埋めよう。永住権を申請してアメリカ市民となり、貧しくてもいい、だがお天道さまに恥じないで済む、そんな暮らしをしていこう…!
        *            *
 一方、ハワイ諸島の最西端(無人島)に流れつき、数か月の不毛な生活を経て完全に野性に戻ったアロハマン。台風の日に波にさらわれて 『日本農園』近くの海岸に打ち上げられ、そこの領主であるマグワイヤーに拾われる。あまりに汚くて猿と間違われたのだ。農園で取れたナッツを与えられ、見る見る元気になり飼われる事に。果実の取り入れを覚えるまでになった。ある時、遊び道具にと渡されていた木の棒を擦り合わせると熱くなる事を発見(ブラックは肉棒を擦ると体が熱くなる事を発見)、遂に『火』なるものを見出すが同時に農園にも延焼、見る見る全体に燃え拡がる。目の前でアメリカンドリームが天に昇っていく。弾けるナッツの音。悪三人の心も弾けた。


 
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