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第103話 ウガンダの朝日に誓え 1990年3月10日放映
今回、アロハ三人はウガンダのビクトリア湖畔で行き倒れていた。そして湖畔の村に住む日系人の少女、ビクトリー・亜子(通称ビッキー)に救われる。
「アカ、アオ、クロ、ご飯だよーっ!」 「わんわんわんっ!!」 だが、どこかビッキーには元気がない。なにか理由が?と尋ねる三人。 どうやら、彼女は今は亡き父親と二人でビクトリア湖の主「ビッシー」を目撃した事があるらしいのだ。だが湖畔のこの村でそれを信じてくれる人は誰一人としてなく、彼女の父はつい先日、失意のうちにこの世を去ったのだという。余りに悲しい現実。三人は泣いた。 湖面から昇る朝日に誓う三人。 「俺たちが…きっとビッシーを見付けてみせる!!」 息巻く三人、だがいくら探せどビッシーは影も形も見あたらない。 「こりゃなかなか・・・・・きビッシーね」 有無をいわせず原を湖に蹴落とす二人。上がってこようとする原を、さらに蹴落とす足に力が入る。止むなく原は、砕玉剣で湖を割り、対岸方面から岸に上がった。…だが! 「ぎゃ〜〜〜〜〜〜!?」 湖面がまっぷたつに割れるという怪現象を目撃した湖畔の村の人々はたちまち大混乱に陥った。それを見てひらめくブラック。 「本物のビッシーを捕まえるのは困難だ。だが、居るように思わせる事なら出来るだろう」 かくして偽ビッシー作戦が始まった。全てはビッキーの為…そして夢を信じる人々の為!!手始めにブラックのナニを水面から出し、写真を撮 ってこれがビッシーだと偽る三人。その他似たりよったりの各種B級作戦を展開し、ついに人々にビッシーの存在を確信させるに至った! しかし、作戦は成功しすぎた。アロハマンたちが自在にビッシーを呼び出せるという噂を信じた彼らは、ビッシーによる村おこしを立案、早速ビッシー饅頭やビッシーペナントを大量に発注、大々的な宣伝を敢行しウガンダ国内はもとより全アフリカ中の国々から政治家や名士たちを呼び集め、第一回ビッシー祭りをとり行なうことを決めてしまった! それを聞いて慌てふためくアロハ三人。しかし今や完ペキ尊敬の眼差しで彼らを見つめるビッキーを前に、今更「アレは嘘でしたぴょーん」などととても言えない。人知れず苦悶する三人。 そしてとうとうビッシー祭りの日、錚々たる来賓たちがビクトリア湖を注視する中、朝日を背にして湖の中央から姿を表したのは…原!! 俄には事態を理解しかねる人々の沈黙の中、原はおもむろに右手をあげてポーズを取った! 原「びっしいぃっっ!!!!!!!!」 |
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