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第106話 ペン太の大空・必殺オーロラプラズマ…? 1990年3月31日放映
南極圏の一行、このままでは凍死してしまう…!
原「諸君、闘志だ!」余計に体温を奪われた。 双方はそれぞれに一計を案じ、マグワイヤーは流氷にのって南極圏脱出を実行。アロハマンは南極中心のどこかにある地底世界への入り口を探し、一路内陸を目指した。 だがそんなものはどこにもなく、しまいに(てゆーかハナから)どこに居るのかも分からなくなる。 「落ち着け!こんな時には…切り株をみて方角を確かめるんだ!」 切り株を探し回る一行。だが切り株も、どこにもなかった。 * * 「おーい、また同じ所を通ってるぞ」 目印に作った雪ダルマの所にまた戻ってきたのだ。5時間位おきに、もう5回も回っている。「こんな広大な吹雪の中を正確に迷えるとは…」 もはや迷っているとは言えないのかもしれない。 原「うーん…多分地磁気の影響じゃないかな?」 青「ほんとかよ」 とうとう力尽き、最後を覚悟するアロハマン… とその時、急に原が頭を上げた。 「聞こえる…何かが俺を呼んでいる…ッ」ふと向こうを見ると上空に巨大なオーロラの五芒星が煌々と輝いていた。 「あ、あれは!?」その中央の真下に原が駆け付けて夢中で掘り起こすと、そこには太古に作られたオリハルコン製のママチャリが埋まっていた。 「こいつが俺を…!」どうやらこれを中心に迷っていたらしい。 そのフレームのレリーフを読む一同。 「えーと『5.5』…?…5.5…」「…!!豪天号!?」 顔を見合わせるブルーとブラック。原は「とうとう俺にもセカンドマシンが…!」と感動しきり。 原「南極で見付けたから南極2号と名付けよう!!」 何も言わず南極2号をクレパスに捨てるブラック。絶叫して後を追う原。なんとか見付けたものの、どうにもこの急斜面ではずり落ちて登れない。次第に焦る原。「こいでも…こいでも…!!胸こがれるだけだッ!!」 とたんにドギュン、と素晴らしい速度でクレパスをはいあがる南極2号。ブラックとブルーの前を何か見えないがうすら暖かいものが走り去ってゆく。 「なんだ?」と思っているとしばらくして今度は反対方向の地平から紫色のイヤな物体がやってくる。見る間にそれは通り過ぎ、またもや微熱を残して見えなくなる。それが何回か繰り返された。 「おい…ひょっとしてありゃ原じゃないのか?」 どうやら轟天号に乗った原が亜光速で地球を何周もしているらしいのだ。元が赤いから迫る時は青方変移で紫になり、去る時は遠赤外線に見えるという訳だ。「あれなら南極圏脱出も可能だ!」とゆーわけで原に掴まる事に成功する二人。 だが、原は南極2号を止めることが出来なかったのだ。自らの意志に呼応するマシンに気を良くしてギャグ五万続 「いかんー!このままではウラシマ効果で未来の地球に行ってしまうぞ!!」「止まれー!!」だがどうにもならない。 もうだめだ と全員が観念した時、パンクで止まったのだった(とはいえ勢いでコケて300`ズッたあげく軽くなった南極2号は衛星軌道上に飛んでってしまったのだが)。 その頃、ソ連の南極基地に流れついたマグワイヤーは、未知の南極生物として捕獲されソ連本国に送られていた。だが調査の結果、「きわめて人間に酷似してはいますが実は人間のクズです」と太鼓判を押され捨てられた。 |
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