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ALOHAMAN IN ETERNAL SUMMER
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第122話
天才になったハッシー!人生最後のきらめき!?
〜ライムサワーとナンコツと〜

1990年7月21日放映


 出会いは、単なる偶然だった。
 その日、両親に連れられてたまたま水戸市街に遊びに来たミミちゃんと、いつもの如くロリ観察に余念がないハッシー…二人がすれ違った時、いまだに紅の指輪の力を宿したミミちゃんを見て、ハッシーは命の次に大事なロリ手帳(データブック)を危うく落としそうになってしまった。
「…こ、こんなエネルギーを秘めたロリは初めてだ…!これこそハイパーロリだ!!」かくして彼の悲願、人類補完計画が発動された!
 人類の補完…それは即ち『革命』に他ならない!
 人間はサルから進化する過程で幼形成熟( ネオテニー )を獲得し、それによって様々な特徴や、動物の中でも異例といえる長寿を得るに至ったと言う。このネオテニーを更に推し進めれば、その先には永遠の命が約束されているのだ!…それは人類を、生物を死せるものへと貶めていた『加齢』という(のろい)からの解放!…そしてそこには、人類が願って止まなかった争いのない『無垢』な世界が…!
 しかしそのために解かねばならないロリータ方程式の最終項がどうしても解けない。思い詰めたハッシーはとうとう自らに改造を施して超絶天才怪人となる!
「お…おお…!」ヨロヨロと歩き冷蔵庫からライムサワーとナンコツを取り出すと、一息にあおって「おいちい!」と叫んだ。
「うん!私はこれが大好物でしてね!これを食すと思考が冴え渡る!」
 そして机の上に大判の紙を広げると、一気に式の展開を書き上げ、遂にその答えを得るに至った。
「遂に…遂に我が理想郷が実現するのだ!これこそまさにイノセントワールド!まさにミスターチルドレン!!
 そう…人類総ロリ化の道が今開けたのだ!
「ショタは!?」と尋ねるソーヤに侮蔑の目を向けるハッシー。
「ハッ…ショタだと?そのような下卑た腐れ根性と一緒にするな!」
 愕然とするソーヤに天才ハッシーはなおも続けた。
「貴様のショタコンはただ自分より年下の、弱き男を制圧し支配したいだけの自己満足、傲慢な欲望にすぎない!だが…私のロリイズムこそは全てをロリとし、自らもロリとなる事で至る理想の境地!永遠の安息と友愛の到来!…そこには支配も、欲望もない!貴様のように汚れ切った人間には無縁の世界だ!!
 急に果てしなく尊大になるハッシーに、
「貴様…今まで一体誰のおかげで!」と怒るソーヤ。だが
「…天才になった私は気付いたのだ…。貴様は怪人が居なければ何も出来ない!つまり今まで何の役にも立っていなかったのだ!そんなクズに命令される筋合いなど微塵もない!!
 あまりの言葉に衝撃を受けるソーヤ。
 …以前から薄々気付いてはいたのだが、やっぱり…!!
 しかもハッシーごときに指摘されたとあっては余計に立ち直れない!
 わははははは、と狂ったように笑う天才ハッシー!
 着々と進められる計画!黙々と働くコピモリ軍団!!
 …そして遂に、本っ当〜に久方ぶりに長官による出動司令が下される!
 鼻息荒く渾身の力で叫ぶ一同。
「真・常夏戦隊アロハマン…出動だァッ!!
(長官はメンバーが一人変わっていても全然気にしていないようだった)

 アロハ突入!トラップひしめくトンネルを抜け、巨大な洞窟に至るとそこはなんと光溢れる遊園地!しかもメリーゴーランドなどにはあふれるロリの大群れが…!
「お、俺達は夢を見ているのか!?
 その時、ゴージャスなBGMとともに前口上をたれつつ、せりあがるステージに乗ってロリ四天王参上!
「…殻を破って産まれたヒナは、いつかは老いて死んでゆく…!」
「世界は卵だ。我らはヒナだ!」
「世界に殻を作らねば、我らは老いて死んでゆく…!」
「世界を殻に閉じこめよ!」
全員「世界を『永遠( とわ )』にするために!!」 
 …それはまさしくロリ四天王と呼ぶに相応しいロリ達だった!
 金髪でおしゃまの『マリー』、ボーイッシュなオーバーオールの『まい』、内気で眼鏡っ娘の『みよ』、おっとり和服の『あや』…!
 熟れ切り寸前の熟女専門を豪語してはばからないブラックさえもが 「うっ…!」と心動かざるをえないほど、ツボを押さえた選りすぐりのロリ達!…それもその筈、彼女達こそハッシーが過去十年間にわたって集めた全水戸中のロリのデータから選び抜かれた究極のロリ達…まさにロリ・オブ・ザ・ロリの4人であったのだ!!
 闘おうにもあまりに可愛くて傷つけられない…いやさ、嫌われたくない!いきおい何も手がだせなくなる。ましてや神器(特に睾丸鞭)などもってのほかだ!思わずロリ空間に浸ってしまいそうになる3人。ブラックが叫ぶ。「や、やめろー!俺を誘惑しないでくれぇぇ!」
 適齢期専門を旨とする彼は今、アイデンティティー崩壊の危機に際してパニックに陥っていた。
「…おっ…俺は今人生最大の分岐点に居る!智美、助けてくれーっ!!」 精神の崖っぷちであくまでもあらがう三人を、花園の守人・26匹のコピーモリッター軍団が花園を荒らす者として排除しようと襲いかかる!
「くそっ…こうなったらモリッターカノンだ!」
 オレだって嫌われたくないよ!と抗議するオリジナルモリッターを尻目にカノンを呼び出そうとする2人。…だが、いくら呼べども何故かカノンはやって来ない!「バカな…一体どうして!?
 闘う術なく、全く歯が立たない真・常夏戦隊アロハマン!早くも最大のピンチ到来!!


 
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